『アメリ』は二回目の方が面白い!変化球の映画と思いきや実は王道…

アメリ

公開:2001/04/25

監督:ジャン=ピエール・ジュネ

出演者:オドレイ・トトゥ

製作国:フランス

『アメリ』は本当におすすめ出来る映画か?

野口 明人
『アメリ』のレビューをするのは僕。
REVIEW - 映画レビュー

『アメリ』をもう一度観てみました。最近は、前に観た映画をもう一度観てみようブームです。その中でも特に記憶に残っていたのがこのアメリ。大学生の時に観ました。

確かあの時は、このアメリがすごく人気で色々な所で取り上げられていたから、それならとりあえず観てみようと思って観たのはいいけれど、ほとんど意味がわからずに終わった印象がありました。

それで今回。少し時間経ったし、自分も成長したであろうという事で再度、挑戦!

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10秒でわかる『アメリ』のストーリーのまとめ

父親の勘違いや過保護により学校にも行かずコミュニケーションが下手なまま大きくなったアメリ。22歳になった彼女は一人暮らしを始めカフェで働き始める。ダイアナ妃の死をきっかけに人とのつながりに目覚めた彼女は、一人の気になる男性と出逢うが…

もし、あなたに居酒屋で『アメリ』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、“妄想少女の恋物語”なんだ。極端な両親の勘違いやらの影響で人と接する事もなく大きくなったアメリは妄想と一人遊びが得意になった。
ちぐのさん
そんな彼女も22歳。流石に一人暮らしをし、カフェで働く事になったんだけどそこでも相変わらず人とコミュニケーションが取れないで妄想ばかりしていた。
野口明人
しかしそんな彼女を震撼させる出来事が起きる。ダイアナ妃の事故死のニュースだ。えええ!!!とビックリした彼女は持っていたビンのフタを落としてしまい、そのフタがコロコロコロコロ転がっていく。ん?何だこりゃ。フタが転がった先で小さな箱を発見。
ちぐのさん
子供の宝物と思われるものが入っていたその箱を見て、こりゃー持ち主が探しているに違いないと妄想し、探偵ごっこのつもりで持ち主を探し出す。
野口明人
持ち主がすこぶる喜んだ顔を見たアメリは、人を幸せにする事に夢中になったんだ。この時アメリは初めて世界と調和が取れた気がした。
ちぐのさん
妄想たくましく、あらゆる手段を使い人々を幸せにするアメリ。世間知らずな事が功を奏し、犯罪スレスレな事をしてでも人々の幸せの為に動いた。どんどん幸せになる人々。
野口明人
でも、誰もアメリのやっている事に気がついてくれる人はいなかった。そんな時にアメリはニノという男性に一目惚れをする。あわわ。あわわ。どうしていいかわからないアメリ。人を幸せに出来ても自分を幸せにする方法なんて知らない。
ちぐのさん
アメリはニノの忘れ物を返す事で彼に近づこうとするが…。こんな感じのあらすじ。
野口明人
大学生の時の僕はこのあらすじを追うことが出来なかったんだな。ストーリー展開も何も頭に入ってなかったから、面白い、面白くない、わかりやすい、わかりにくいだけで判断していたんだと思う。
ちぐのさん
この映画はある意味ではわかりづらい部類だと思うんだ。現実世界に非現実表現を交えた映像の撮り方をしているので、そういうのを受け付けない場合にはわかりづらい映画になるでしょう。まぁ、それがコメディータッチってことなんだけど、コメディーの服を着た王道ストーリー、ヒューマンドラマな映画。
野口明人
今回、映画を見直すに当たって、字幕と吹き替えを立て続けに両方観てみた。大学生の自分はいったい、この映画の何を観ていたのだろう…。って思ったからね。
ちぐのさん
まずは字幕から。フランス映画なだけにフランス語が飛び交う。喋りが早すぎて、何を言っているかわからない。ま、元々フランス語喋れないからわからないけど。音すら聞き取れない。…が!そのリズムが楽しい雰囲気を生み出す。その映画の持っている雰囲気そのものを楽しむには字幕のほうがいいかもしれない。
野口明人
そして吹き替え。アメリ役は林原めぐみがやってる。エヴァンゲリオンの綾波レイ役の声優さん。もう大御所だね。字幕を観てからの吹き替えだったから、最初はアメリの声に違和感あるな~、なんて思っていたんだけど、すぐに慣れる。そして幾分、吹き替えのほうがこの映画は理解しやすいかも…なんて思ってきた。それは映画が持っている雰囲気をなるべく壊さずに、コメディー色を強調して吹き替えしてくれているから。
ちぐのさん
あれだね。つまらないな…って思った映画でも時を経て改めて見直してみると180度意見が変わることもあるんだね。この映画がこんなにも面白いとは思わなかった。売れない小説家がすげーいいキャラなんだよなぁ。ガラスの爺さんも好きだったけど、やっぱり売れない小説家がかっこよかった。
野口明人
とっても優しい空気感が流れる、不思議な感覚に包まれた幸せな映画だった。ちょっち恥ずかしい表現もあるので、休日に一人で観たほうがいいのかもしれない。親と一緒に観ると気まずい空気が流れるかも…
ちぐのさん
ま、興味が湧いたらAmazonのレビューみたり、Wikipediaで調べたりしてみてよ。ネタバレするかもしれないから、出来れば観てから調べて欲しいけど…。

…そんな事を『アメリ』についてコンニャクに味噌塗りながら居酒屋で話すと思います。

『アメリ』の名言・心をざわつかせた言葉

彼が喜んでくれたら、自分の世界から飛び出そう。

人それぞれに心を癒す方法がある。

人生って不思議だな。昔は時間が永遠にあったのに気がつけば50歳。思い出がこんな小さな古ぼけた箱の中に…。

会いに行ってやろう。自分が“宝箱”に入る前に。

人生は何とシンプルで優しいことだろう。

ひとめ惚れにもレシピがあるのよ。材料は顔見知りの二人。互いの好意をからめてよく混ぜる。一丁あがり。

愛のない女は太陽のない花。すぐに枯れるわ。

評論家とは作家というハゲタカから棘で身を守るサボテンさ。

チャンスとは自転車レースだ。待ち時間は長くたちまち終わる。チャンスがきたら思い切って飛び込まねば。

小説も失敗。人生も失敗。好きな言葉だ。失敗。運命の暗示だよ。失敗につぐ失敗。永遠に書いては消し、人生は果てしなく書き直す未完の小説だ。

うちの家訓なの。諺を知る者に悪人はいない。

可愛いアメリや。お前の骨はガラスじゃない。人生にぶつかっても大丈夫だ。

『アメリ』で心に残ったシーン・実況

  • 0:08:30頃
    隣人に復讐する幼少期アメリが可愛い。…というかここまでの幼少期アメリを語るシーンだけでも充分面白い。そして哀しい。
  • 0:12:50頃
    「嫌いなのは昔のアメリカ映画で脇見運転するところ」とアメリがこっちに囁く横顔がタマラナイ。そして、脇見運転のシーン、わかるわー。
  • 0:20:25頃
    「ありがとう」と言いながら全く笑っていないアメリの顔。なぜか知らんが吸い込まれる。
  • 0:35:00頃
    ワインを一気飲みするアメリの口の形が頭に焼き付いて離れない。何かに似てるんだよなぁ…。
  • 0:41:45頃
    ニノを追いかけるアメリの足の運び方がやたらかわいい。足だけにフォーカスしたカメラワーク、いいね!
  • 0:55:10頃
    アメリが酒瓶をシェイクする時の目が何度観てもツボる。
  • 1:02:00頃
    二人のやり取りが本当に楽しそう。「お前は魔法使いだ」というおじいちゃんの発言が温かい。コリニョン、コリニョン…。
  • 1:06:00頃
    スプーンなどが揺れる演出に草生える。
  • 1:38:30頃
    ガッカリするアメリの演出がまさに“ガッカリ”を表現していた。
  • 1:50:00頃
    あれ…。おかしいな。なんか切ない。アメリの涙にちょっと切ない。
  • 1:50:30頃
    壁越しに頬をあてるとか、耳をすませば並にキュンキュンした!

『アメリ』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

オススメ大好きちぐのさん
ミステリー要素を含んだ物語で、主人公が不思議な魅力を持った作品…と連想されたのがこの『それでも町は廻っている』という漫画。似ている映画は思いつかなかった…。独特過ぎる雰囲気だからなぁ。

『アメリ』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…

野口明人
主演のオドレイ・トトゥと監督のジャン=ピエール・ジュネが再びタッグを組んだ作品。雰囲気は全然違うけど、アメリが好きになった人ってオドレイ・トトゥの別の作品が観たいって思わない?

『アメリ』まとめ

まとめ大好きちぐのさん

まぁ、なんだかんだ言って、同じ映画を時間を空けて数回観てみるのも面白いですね。自分の変化みたいなものに気づかされます。そういう点でもこの映画を理解できるまで数回観てみてよかったと思いました。

それと観る度に心を打つ言葉が違ってくるのも面白いです。色々と名言めいた物が沢山散りばめられているのですが、前回なんとも思わずにさらっと聞き流していた事が妙に心を動かしたり、新しい演出に気がついたり。何度も繰り返し観られる良い映画ですね。

フランス映画と言えばコレだ!という映画がみたいのであればコレをおすすめします。アメリカ映画や邦画にはない独特な雰囲気を持つクセになる作品です。

ではでは。『アメリ』でした。

…最後にチャリを二人している時のオドレイ・トトゥが可愛くて仕方がない。ヤバイ。ローマの休日のような耳をすませばのような…。本当に心を開けて良かったね。とウンウン頷きながらエンディングロールを観ていました。

野口明人
では、最後に『アメリ』の採点…
アメリ
  • ストーリー - 83%
    83%
  • キャラクター - 87%
    87%
  • 演出 - 91%
    91%
  • 映像 - 81%
    81%
  • 音楽 - 84%
    84%

レビューまとめ

フランス映画と言えばこれだ!と思えるぐらい、中々素晴らしい出来。…という事が大学生の僕にはわからなかったらしい。つまらないと思ってしまった映画でも、時間が経てば自分が成長し、新しい発見が出来るかもしれないから映画というのは面白い。

85%
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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

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ABOUTこの記事をかいた人

好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!