未来を生きる君たちへ_スサンネ・ビア
未来を生きる君たちへ - 映画情報
  • 公開:2010/08/26
  • 監督:スサンネ・ビア
  • 出演者:ミカエル・パーシュブラント, トリーヌ・ディルホム, マルクス・リゴード
  • 製作国:デンマーク, スウェーデン
  • 上映時間:1時間58分
MOVIE REVIEWS

未来を生きる君たちへという映画をご存じでしょうか。スサンネ・ビアというデンマーク出身の女性が監督をしているデンマークとスウェーデンの映画です。

2011年にアカデミー賞外国語映画賞とゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞をダブル受賞したというので、とりあえず観てみるか!という軽い気持ちでした。

タイトルも『未来を生きる君たちへ』という明るい感じでしたし。

…ですが、開始1分50秒で現れた『HAVNEN』という見慣れないタイトルロゴ。

「ん?ヘブン?天国?」

なんて安直な事を考えたんですが、調べてみるとこれはデンマーク語で『復讐』という意味らしいのです。

そして展開される重苦しい雰囲気と美しい映像と心に響く音楽。

あまりにも最初に抱いたイメージと違いすぎて、受け取るのに時間がかかりました

しかし、何度か観ているうちに味のある映画だと思うようになってきたのです。

ということで、映画『未来を生きる君たちへ』のレビューをしていくことにしましょう。

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映画『未来を生きる君たちへ』 – あらすじ

未来を生きる君たちへ
3.9

公開日:2010年8月26日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画, 恋愛映画
監督:スサンネ・ビア
主演:ミカエル・パーシュブラント, トリーヌ・ディルホム, マルクス・リゴード

母の死を体験した少年クリスチャンは、転校した学校先でいじめられているエリアスと仲良くなる。エリアスへのいじめに巻き込まれたクリスチャンは報復としていじめのリーダーに激しい暴行を加え大怪我を負わせた。報復にはきりがないと父親に諭されるがクリスチャンは納得できない。2人の少年はエリアスの父と一緒にいる時、理不尽な暴力を受けつつも反抗しなかったエリアスの父の代わりに復讐をしようとするのだが…

映画名作レビュー戦記シネマネオン!-未来を生きる君たちへの巻-

映画名作レビュー
前回までのシネマネオンは…

 館見放題
とある映画館でポスター貼りのアルバイトをしていた館見 放題(たちみ ゆきみつ)。「子役っておとなになると悲惨になること多いよな!」と言いながら映画ランキングと興行収入を参考におすすめポスターを入れ替えていたが、その作業中、謎の組織ノーモアーズに襲われ記憶と顔を盗まれてしまう。何も思い出せない館見。彼は自分を取り戻すため、引き込まれるように映画館に入り『未来を生きる君たちへ』を観ようとしたのだが…

映画『未来を生きる君たちへ』 -内容紹介-

館見 放題
ち、畜生!なんだったんだ。あの赤い顔の男は…。何かを思い出せそうだったのに、映画館から追い出されてしまった。『未来を生きる君たちへ』とは一体どんな映画なんだ…。
シネマネオン
一言で言えば、“理不尽な暴力に対する復讐と赦し”だな。スサンネ・ビア監督の13番目の作品さ。
館見 放題
だ、誰だ!?
シネマネオン
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン。レビューロボ、シネマネオンだ!
館見 放題
だから誰やねん!誰もオマエの事なんて呼んでないぞ!
シネマネオン
まぁまぁ、落ち着きなさい。今の君の体ではきっと映画館から追い出されてしまうだろう。アレに非常に似てるからね。アレに。
館見 放題
アレとはなんだ!僕は自分が誰だか思い出せないんだ。
シネマネオン
君は『未来を生きる君たちへ』を観たかったんだろう?
館見 放題
そうだった。『未来を生きる君たちへ』を観れば何かを思い出せそうなんだ。
シネマネオン
では、私と合体しなさい。期間限定レンタルロボ貸出中、今だけ非常にお得だよ。
館見 放題
怪しさ満点じゃないか!合体って何を…
シネマネオン
ええい。やってみればわかる。君の持っているそのスマホのアプリのボタンを押せ!
館見 放題
いつの間にこんなアプリが!ちくしょー!!こうなりゃヤケだ!ポチッと!
シネマネオン
シネマネオン
アジャラカモクレン、未来を生きる君たちへ、テケレッツのパー
館見 放題
館見 放題
うわああーー!『未来を生きる君たちへ』の映像が頭のなかに広がっていくぅぅぅぅうう!!
レビュー評価

映画『未来を生きる君たちへ』 -解説-

シネマネオン
君はもし誰かに嫌なことをされたらどうする?
館見
嫌なこと?うーむ。やられたらやり返す、倍返しだ!って感じかな。
シネマネオン
そうか。それならガンジーの事はどう思う?
館見
ガンジーって、イギリスからの独立運動で無抵抗主義を貫いたインドの人でしょ?すごいとは思うけど…。
シネマネオン
いや、あの人はよく勘違いされるけど無抵抗主義ではなく、非暴力、不服従を提唱した人だよ。
館見
それって何が違うの?
シネマネオン
抵抗はするんだよ。ただその方法に暴動や破壊行為、ゲリラ戦などの暴力を用いないというのを徹底したのさ。
館見
あれ?なんか思っていたイメージと違うな。それだとやられたらやり返すって感じではあったのか。
シネマネオン
結果的にノーベル平和賞は受賞していない。ノーベル委員会は理由としていくつかあげているけれど、彼の支持者が時として暴力を伴ったことに発展したことというのもある。
館見
ふむ。やっぱり暴力でやられたら暴力でやり返したくなるのが人間の常だからね。目には目を歯には歯をってやつさ。
シネマネオン
そうなると報復の連鎖が止まらないだろ?
館見
ではどうすりゃいいのさ。泣き寝入りって事?
シネマネオン
たとえばマザー・テレサは反戦運動ではなく、平和運動を行った。だからノーベル平和賞に選ばれた。
館見
うーむ。言っている事はなんとなーくわかる気もするし、わからない気もする。
シネマネオン
…という事を子供はどう理解するのか?というのが今回の映画『未来を生きる君たちへ』の内容なんだ。
館見
あ、映画の説明の導入だったのか。
シネマネオン
もともとの原題が『Hævnen』で、英題が『In a Better World』で、邦題が『未来を生きる君たちへ』。『復讐』から『より良い世界』に変わり、日本では未来を生きる人へのメッセージっぽくなってる。
館見
なんかその3つ、受けるイメージが全然違うな。多分国民性によるものだと思うけど、日本で『復讐』ってタイトルの映画だったら、きっとバイオレンス映画で、一人の男の復讐物語みたいなの想像するもんな。
シネマネオン
この映画は2つの家族が主として扱われている。1つは母親をガンで亡くした家族。1つは夫の浮気により別居中で、子供は学校でいじめられている家族。
館見
ふむ。
シネマネオン
舞台としてもデンマークアフリカの難民キャンプの2つが使われている。
館見
難民キャンプ?
シネマネオン
夫の浮気っていう方の家族の夫がお医者さんで、アフリカに単身赴任で働いているスウェーデン医師なんだよ。
館見
スウェーデン人なのか。
シネマネオン
そう。んで、この映画の中では理不尽な暴力のシーンが3つほど扱われている。1つはアフリカの武装集団による妊婦などへの虐殺。1つは学校でのイジメ。そしてもう1つは日常生活で子供の喧嘩を止めようとしたら相手の親に暴力を振るわれたシーン。
館見
ちょ、ちょっと待って。先にあらすじを紹介してくれるとわかりやすい。
シネマネオン
そうか。ではあらすじの中で今の3つも紹介していくことにしよう。
館見
よろしくです。
シネマネオン
ガンで母を亡くしたクリスチャンという少年は、転校先でエリアスという少年の隣の席に座る。エリアスは学校でイジメられていて、クリスチャンもいじめられっ子に暴力を振るわれてしまうんだ。
館見
あ、それが1つ目の暴力か。
シネマネオン
やり返さなければ永久にやられっぱなしという考え方を持つクリスチャンは、いじめられっ子のリーダーを背後から棒で殴り、ナイフを取り出し、二度と僕らに近づくな!と脅した。
館見
ほほう。…ナイフとか怖いな。
シネマネオン
二人は警察などの尋問を受けるけれども、ナイフの事はひた隠し、友情を築く。いじめっ子もそれで懲りたのか、学校でのイジメはなくなった。
館見
おお。それは結果的には報復がいい方向に進んだわけですな。
シネマネオン
ちなみにクリスチャンは母親の死は父の責任だと思っていて、父との関係がぎくしゃくしているんだ。
館見
え?なんで?ガンで亡くなったんでしょ?
シネマネオン
クリスチャンの父は、ガンで苦しむ妻の姿を見かねて安楽死を選んだんだよ。それをクリスチャンは父が母を見捨てたせいで死んだと捉えている。
館見
なんと…。子供にとっては難しい問題だな。いや…大人にとっても難しい問題だけども。
シネマネオン
まぁ、そんな父親にいじめっ子を殴ったことに対して「報復にはきりがない」と諭されるんだけど、クリスチャンは納得がいかない様子。
館見
ふむ。
シネマネオン
そしてクリスチャンとエリアスはよく一緒にいるようになる。そしてエリアスの父と一緒にいる時の事。
館見
エリアスの父ってアフリカに医者として単身赴任で働いている人?
シネマネオン
そう。名前はアントン。普段はエリアスは同じく医者として働いている母の元で暮らしているんだけど、父のアントンが帰国してきた時は一緒に遊んだりするんだな。
館見
ふむ。
シネマネオン
エリアスの弟がブランコで遊んでくるって言ってちょっと目を離した瞬間に、ブランコで別の子に掴みかかられて殴られていたんだ。
館見
なんと。
シネマネオン
それを見たアントンは喧嘩を止めようと子供に近づく。するとうちの子にさわるなと、向こうの父親、ラースに殴りかかられるんだ。
館見
あぁ。それが理不尽な暴力の2番目か。
シネマネオン
アントンは抵抗せず、警察にも届けなかった。それを不服に思ったクリスチャンとエリアスはラースの職場を突き止めて、その場所をアントンに教える。
館見
お。それでそれで?
シネマネオン
アントンは子どもたちを連れてラースの職場を訪れる。なぜ殴ったのかを理由を問いただすと、ラースはそれに答えることなく再びアントンを殴る
館見
なんと…。
シネマネオン
それでもアントンは手を出さず、暴力に屈しない姿を子どもたちに見せることで、暴力に暴力で返すことの無意味さを教えようとした。しかし、クリスチャンはどうしても納得できない。
館見
…アントンの殴られ損。
シネマネオン
アントンは仕事でアフリカに戻ったのだけれど、突然難民キャンプに武装集団が銃をぶっ放しながら車で乗り込んできた。
館見
怖え。
シネマネオン
そこには足を怪我した武装集団のボス、ビッグマンがいた。彼が妊婦を虐殺している張本人なのだけれど、アントンは仕事だからと周囲の反対を押し切ってビッグマンを治療してやることにした。
館見
アントンは聖人君子なのか。
シネマネオン
しかし、ある時、アントンが治療を続けても死んでしまった女性の事を口汚く罵ったビッグマンにアントンは激昂し、ビッグマンをキャンプから引きずり出した。
館見
あ、やっぱりアントンも人間だよね。そりゃー、怒ることもあるよね。
シネマネオン
そしてビッグマンに恨みを持つ民衆が彼を集団リンチするのを眺めるのさ。この件でアントンはひどく打ちのめされる。
館見
ほう。僕的には悪者にやり返して何が悪いって感じなんだけど。
シネマネオン
そう。クリスチャンもそう思っていたんだ。クリスチャンとエリアスは学校の課題を一緒に作っている時に、亡くなった祖父の花火を見つける。
館見
花火?
シネマネオン
そしてその花火に入っている大量の火薬を使って、ネットで調べて爆弾を作ろうとエリアスにもちかける。
館見
怖っ!何でもかんでもネットで調べて出来ちゃう現代の環境、怖っ!
シネマネオン
エリアスはその事をパソコンのテレビ電話を使ってアフリカのアントンに相談しようとしたんだけど、ちょうどビッグマンの事で気落ちしていたアントンはまた後日にしてくれと後回しにしてまうんだ。
館見
子供の相談は何よりも優先しなきゃいけないって、手塚治虫だか、藤子不二雄だか誰かが言ってた。仕事の途中でも、子供が話しかけてきた時は必ず手を止めて、話を聞いてたんだってさ。
シネマネオン
へー。確かにこの映画でも、後回しにしたことで物語が悪い方向に進んでいくからな。
館見
どうなっちゃうの?
シネマネオン
作った爆弾をラースの車に仕掛けて爆破しようとするのだけれども…という感じであらすじ終了。
館見
…気になる所でやめますな。
シネマネオン
この映画はなんというか、暴力には暴力で返しちゃ駄目だよっていう直接的でわかりやすいメッセージ以上のものを含んでいる気がするんだよね。
館見
うーむ。確かにアントンのビッグマンに怒った所とか、ビッグマンが集団リンチされるシーンはテーマがそれだと外れている感じがする。
シネマネオン
この映画を観ていると、色々な登場人物の感情に揺れ動かされる。時にはクリスチャンになって、やり返すべきだと思ったり、時にはアントンになって、暴力は暴力で返してはいけないと思ったり。
館見
ふむ。
シネマネオン
だからまぁ、それが逆に理不尽な暴力に対する考えを深める要因になっていると思うんだよな。こう、製作者の考えをドンと押し付けられるよりも受け取りやすいと言うかね。
館見
あー、たしかにそういう所あるかもね。戦争反対!って抗議しているデモを見ると、戦争反対の気持ちは自分の中にあるのに、それを素直に受け取れない事があるみたいな。
シネマネオン
そういう意味でこの映画の静かに流れる雰囲気は、このテーマにすごくあっている気がしたな。デンマークの映画ってこういう感じなんだなと。ジェットコースターではなく、観覧車に乗ってる感じ
館見
ほほう。
シネマネオン
時々きれいな映像と音楽が流れてね、それが物語の展開を邪魔していないんだよ。良い感じで重い雰囲気を中和してくれている。
館見
へー。そういう映画って、好きだわ。
シネマネオン
あとはクリスチャン役の子役がウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセンっていうんだけど、すごい惹き込まれるわ。
館見
へー、子役っておとなになると悲惨になること多いよな!そうならない事を願いたい所だね。
シネマネオン
シネマネオン
アジャラカモクレン、レビューラビュー、テケレッツのパー
館見 放題
館見 放題
アァ、消える……

映画『未来を生きる君たちへ』の批評を終えて

未来を生きる君たちへ-レビューラスト
館見 放題
館見 放題
子役っておとなになると悲惨になること多いよな!!…ん?あれ?ここは?あ、ポスターの前か。
館見 放題
館見 放題
あー、今回は『未来を生きる君たちへ』推しなんだな。このポスター貼って、次の試写会の会場に行く前に、ささっと限定20杯の燻製ラーメン食べに行かなくちゃ!あー。腹が減ってきたなぁ。急がなくっちゃ!!
館見 放題
館見 放題
それにしても、この「映画名作レビュー戦記シネマネオン!」とかいう知らない映画の前売り券を支配人にもらったけど、どうしよう…。一緒に見に行ってくれる人なんていないしなぁ〜。
未来を生きる君たちへ評価お終い

映画『未来を生きる君たちへ』の名言・心をざわつかせた言葉

そうしなければ、とことん殴られる。僕よりずっと大きいんだ。

殴られてやり返したらきりがない。戦争はそうやって始まる。

やたらに人を殴るなんてよくない。それでは世界はおかしくなる。ヤツはバカだ。殴り返せば私もバカ。

痛くない。ヤツは殴るしか能がない。負け犬の大バカ野朗だ。分かるだろう。

誰とキスしてもいいけど、善悪を説教するな。

想像できなかった。子供は死ぬと幼くなる。大人も死ぬと子供みたい。ママが死んだ時も若く見えた。まるで少女のようで。別人だった。

生きてる者と死者の間には見えない“幕”がある。愛する人や親しい人を失った時にその幕は取り去られる。死を見るんだ。とてもはっきりと。でもほんの一瞬だ。その後、幕は元の場所に戻り、私たちは生きていく。以前と変わらずに。

動画視聴で『未来を生きる君たちへ』を実況・解説!

シネマネオン
今回の動画実況はDVD版を観て行っています。
  • 0:01:50頃
    ん?この映画の原題は「Hævnen」っていうのか。なんだろう、Hævnenって。ってか「æ」こんな文字あるんだな。デンマーク語なのか。
  • 0:04:40頃
    ビッグマン、なんて酷い悪党だ!
  • 0:13:15頃
    一瞬映った後ろの青い顔の人がすごい怖さを感じた。ブルーマンっていたな。
  • 0:14:55頃
    顔面セーフ!これは痛い…。それにしてもイジメのシーンはどの映画で見ても、心痛くなるな。もう西暦2000年以上経っているというのに、いまだに人類からイジメがなくならない。
  • 0:16:55頃
    あ、FPSのゲームしている。この年齢からPCでゲームしてるとか、やりますな!
  • 0:18:10頃
    あー!なるほど。最初の方に出てきたお医者さんが全然出てこないと思ったら、ここにつながってくるのか!
  • 0:20:00頃
    なんだ、このクソみたいな考え方の教師は。…ってこういう捉え方しちゃうからモンスターペアレンツってのが生まれるのか。教師には教師の立場があるんだもんな。
  • 0:22:00頃
    この映画、度々美しいシーンが挿入されるな。重苦しい雰囲気なのに、それのおかげでバランスを保ってる気がする。
  • 0:23:20頃
    す、すげぇ。何の躊躇もなく、アサシンのように背後から殴った!そして、平然とナイフを首に!…小学生が。キレる若者、こえええぇ。
  • 0:25:00頃
    警察が平然と子供に嘘ついている。正義とはなんだ。
  • 0:26:40頃
    お父さんの意見はごもっともだけれども、息子さんはPCで戦争のゲームやってましたよ。
  • 0:31:00頃
    別居の理由はこれか。…ふむ。
  • 0:31:50頃
    この学校の先生たちは一体なんなの…。
  • 0:32:45頃
    欲しいのかよ。
  • 0:35:15頃
    高所恐怖症の僕は、屋上で腰掛けるなんて事は絶対に出来ない…。
  • 0:37:35頃
    色々と鬱憤が溜まっているのを見る映画だな。
  • 0:43:00頃
    非常に文学的なシーンだな。蜘蛛の巣を見つめて、彼は何を考える。
  • 0:46:00頃
    いや、すでに殴ったやん。
  • 0:48:10頃
    え、何このおもちゃ。むっちゃ面白そう。カイト?
  • 0:50:50頃
    爆弾の作り方がネットに載っている事を子供が知っている時代。
  • 0:52:15頃
    思わず声あげちまった。ビビったー!
  • 1:03:20頃
    こ、こわい…。これが現代の世界情勢なのか。ビッグマン。
  • 1:12:25頃
    ついに切れた。これを待っていた。
  • 1:16:25頃
    このひとは、今重要なミスを犯した。子供に次はない。
  • 1:21:35頃
    子供にこんな感じで非難されたら哀しい…。
  • 1:25:05頃
    う、うそだろ…。もしかしたらこういうことになるのではないか?と思っていたけれど、本当になってしまうとは。
  • 1:25:45頃
    母親の迫真の演技、胸動かされる。
  • 1:29:30頃
    息苦しいよ…。母親の人、すごいな。
  • 1:41:05頃
    良かった…。息を呑んだわ。
  • 1:47:00頃
    イジメられてた時のシーンを見ているから「待ち遠しいよ」の言葉にジーンとなった。

映画『未来を生きる君たちへ』 – オチ・エンディング・ラストの感想・考察

ねたばれ

ここから先はネタバレを含む場合がございます。まだこの作品を観ていないあなたはこのままページを閉じるか、覚悟の上でお読みください。

by シネマネオン


ここから

クリックしてネタバレを表示

この映画、途中まで全く先がどうなるかわからなくて、いくつもの結末が頭の中で想像出来ました。

でも、実際の映画の内容はその中でも一番いいラストだったかなって思います。

例えば、ラースの車に爆弾を仕掛けた時に、クリスチャンが母親の死を苦にして自殺しちゃうとか、爆発に巻き込まれて誰かが亡くなってしまうとか、そういうのを想像しちゃったんですよ。

結果的にはエリアスが爆発の近くにいた親子を救おうとして大怪我をしてしまうのですが、そこのシーンで誰かが亡くならなくて良かったなと。

その出来事があったためにクリスチャンは父親と向き合うことが出来たわけだし、エリアスの父と母は仲直りが出来たので、ある種、復讐をしたことで幸せを呼び込んだとも言えます。

…まぁ、後日ラースが爆発した車をみてどういう行動に出るのかというのが描かれていなかったので、報復の連鎖がどうなるのかはわかりませんけどね。

でも、病院でクリスチャンとエリアスが再会して、「早く学校に戻ってきて」「待ち遠しいよ」という言葉を交わした時はなんだか目頭がジーンと来ました。

イジメられていたエリアスが学校に行くことを待ち遠しいと言えるようになるなんてね。エリアスはいい友達に巡り会えたなぁ〜。

あ、個人的には病院でエリアスの母がクリスチャンを罵っている時は、胸が苦しくなりました。迫真の演技だなぁ〜って思っていたんですが、このエリアスの母ってあんまり評判良くないんですよね。

ヒステリックな女性の代表みたいな感じで、夫の浮気を許せないプライドの高い女性って役柄があまり受け入れられなかったのかな。僕はいいと思うんだけどもなぁ〜。

あとは、クリスチャンのお父さんは終始かわいそうです。妻を失った悲しみを息子は理解出来ないですよね…。

…という感じです。

シネマネオン
これがネタバレだと言うのか…!?

映画『未来を生きる君たちへ』のような映画・似てる作品・おすすめ

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
4.0

公開日:2011年12月25日
ジャンル:冒険映画, ヒューマンドラマ映画, ミステリー映画
監督:スティーブン・ダルドリー
主演:トム・ハンクス, サンドラ・ブロック, トーマス・ホーン

館見 放題
館見 放題
子供二人出てきて、色々と友情を深め合う系の映画は『サイモン・バーチ』とか思い浮かんだんですが、それよりもクリスチャンの心の傷で『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』が頭に浮かんできたので、それをおすすめします。

映画レビューまとめ

映画まとめ

正直な所、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品ということで、すごく期待して観始めたのですが、その時に思っていたような、手放しで感動出来る映画ではありませんでした。

受け止めるまで何回か観直しました。でも結果的には、あーこれいい映画だわと思える撮り方でしたね。

何よりもまず映像と音楽が良い。心地よい。内容がちょっと重たいだけに、それが上手くバランスを撮っています。

そして僕はスサンネ・ビア監督という方を存じていなかったのですが、女性の監督さんなんですね。映画を観ていて、全くそんな感じのする所を感じなかったので驚きです。

特にエリアスの母親の役柄とか、どっちかっていうと男性が考えつきそうなステレオタイプの女性かと思っていたんですが。

デンマークの映画もこれから観ていこうかな。

ということで『未来を生きる君たちへ』でした。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

野口明人

あ、最後に『未来を生きる君たちへ』のレビュー点数です↓

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未来を生きる君たちへ - 感想・評価

未来を生きる君たちへ
3.9

公開日:2010年8月26日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画, 恋愛映画
監督:スサンネ・ビア
主演:ミカエル・パーシュブラント, トリーヌ・ディルホム, マルクス・リゴード

未来を生きる君たちへ
  • ストーリー - 88%
    88%
  • キャラクター - 87%
    87%
  • 演出 - 92%
    92%
  • 映像 - 97%
    97%
  • 音楽 - 90%
    90%
91%

映画レビューまとめ

デンマークとスウェーデンという北欧の映画という事で、ストーリーやキャラクターの起伏は穏やかな感じです。なのでそこは人を選ぶかもしれません。ですが、そのデンマークの町並みやら音楽性が、映画を引き締めてくれています。何度も繰り返して見ても面白い映画でした。

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未来を生きる君たちへ_スサンネ・ビア
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