Audibleすげー!
邦画

『ゆれる』を観たが邦画にも素晴らしいものがあるんだなと思える作品

邦画もいいものがあるんだな~。

西川美和監督の「ゆれる」を観ました。僕は基本的に洋画派なんですが、こんなに素晴らしい邦画があるのなら、もう少し邦画も観てみようかなと思わせるぐらい秀作でした。

東京に行き、カメラマンとして成功し、女にもモテ、自由に暮らす弟、タケル(オダギリジョー)と実家のガソリンスタンドを継ぎ、女にはモテず、毎日お客さんに頭を下げる兄、ミノル(香川照之)。法事で弟が実家に帰ってきて、久しぶりに渓谷のつり橋に出かけようと兄が弟を誘ったことからストーリーが始まる。

その渓谷に兄、ミノルが好意を寄せている幼馴染のチエコ(真木よう子)も一緒に行くのだが、その前日に弟のタケルとチエコは一夜を過ごしているのだ。タケルはチエコを避けるように橋を渡り、写真を撮りに遠くへ行ってしまう。

残されたチエコとミノルは後を追うように、橋を渡るのだが、その途中でチエコは橋から転落し、死んでしまう。近くにいたのは兄、ミノルだけ。

はたしてコレは殺人なのか?事故なのか?弟、タケルは現場を見たのか?見ていないのか?弟タケルと兄ミノルの関係はゆれるゆれる。タケルの記憶もゆれるゆれる。兄ミノルの感情もゆれるゆれる。はたして真相は…。

ミステリーやサスペンス映画と単純に言ってしまうにはもったいない程の完成度で、まず香川照之の演技が神がかっています。もう過去最高の演技でしょうコレ。オダギリジョーもかっこいい。西川美和監督の演出も素晴らしすぎる。すべてにおいて世界観が現れていて、この映画を観ずに邦画を語っちゃいけないと思えるぐらい、邦画の素晴らしさが前面に出ています。

ブランコ?というよりもシーソーかな?とにかく遊具がゆれているシーンがあるんですけど、それとともにオダギリジョーが語っているんですよ。それでその語りが終わるぐらいに、遊具のゆれも収まる。そして、次の行動に移る。

そのタイミングがバチコーンはまっていてね、この監督が持つ繊細さみたいなのを感じさせられました。すげぇよ、とにかく、この映画。

ラストの後味の悪さも狙っているんでしょうね。このラストしかないっしょってぐらい、僕の中ではぴったりはまったラストだったので、もう、文句なし。

あぁ、なんでこんな感じの邦画を早く見なかったのかな。そうしたらもっともっと映画を楽しめていただろうに。これからは邦画ももう少し真面目に観てみようかと思います。

この作品ひとつだけで、西川美和監督のファンになったので、他の作品も観てみようかな。

邦画嫌いなあなたはぜひ、この映画を手に取ってみてください。

ではでは。

ABOUT ME
野口 明人
えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!

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