『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』蛇足なの?

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3という映画をご存じでしょうか。1990年に公開されたシリーズ3部作の完結編です。

1作品目から5年、2作品目からは6ヶ月の間を経て公開されました。

前作のレビューの時にも言いましたが、この公開するまでの時間を見ていただければわかるとおり、PART2とPART3は元々は一本の作品で同時に制作されました。

PART2が中途半端な所で終わっていたのも、PART3で完結するからなんですね。

1作品目で過去に飛び、2作品目で未来に飛んだ。ではPART3はどうなるのか。

ということで、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のレビューをしていくことにしましょう。

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のあらすじ

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
4.5

公開日:1990年05月25日
ジャンル:冒険映画, コメディ映画, SF映画
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス, クリストファー・ロイド, メアリー・スティーンバージェン

今回のバック・トゥ・ザ・フューチャーは西部劇の時代までさかのぼります。

前回のバック・トゥ・ザ・フューチャー PART2のラストで1955年から1985年に戻る為にタイムマシーンに乗っていたのですが、雷の影響で博士だけがタイムスリップしてしまい、時間調整がちょっと壊れていて1885年と100年も昔に飛ばされてしまいました

そして昔過ぎて、壊れた部分を修理する部品が手に入らず、そのまま戻ってこれないで終わりました。

…が、博士が残した手紙には、ある場所にタイムマシーンを隠しておいたから、それを使って、1955年の博士に協力してもらって現代に帰ってくれ、1955年には手に入る部品だから。とありました。

そして横のお墓を見ると、そこには博士の名前が彫られたお墓が。

死因も書いてあって、ピストルに撃たれたと。手紙を書いたすぐ後のことでした。

その事を博士に知らすべく、主人公は現代には戻らず、1885年に飛びます。

たどり着いた場所は平原のど真ん中。カウボーイたちが走り回っている最中でした。そのカウボーイたちから逃げる途中、タイムマシーンは故障してしまい、歩いて町へ向かいます。

そこには自分たちの祖先であろう人達がいるわけですが、どこかで見たような人たちとお話。

現代、過去、未来と悪さをしてきたやつがそこにもいます。当然のことながらそいつが色々とかき回してくれるのですが、今回のお話でちょっとだけ違うのは、博士が恋に落ちたということです。

博士だって人間なのだから、恋愛ぐらいするだろうってなわけですが、問題はタイムスリップした先で恋に落ちてしまった事。博士は当然科学者ですから、非科学的な事はしてはいけない事を知っています。

存在するはずがなかった自分と、タイムスリップ先の女性。その二人が恋に落ちてしまえば、当然未来もおかしくなります。バタフライエフェクトです。

その葛藤が今回の見もので、当然現代の世界に帰ることがテーマなのですが、その女性との関係はどうなってしまうのか?

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』 – まとめ

…と、ここまで書いてみて気が付いたんですが、普通にこの話面白いです。

バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズを全部観終わったすぐ後の感想は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3はなんかちょっとぶっ飛んでいて面白さに欠けるなぁ…」なんて思っていたんです。

ですが、こうやって考えてみると、すごく見所がしっかりした話でした。

そうでした。博士の科学者としての責任と、人間としての本能の戦いが見どころなのでした。

まぁ、バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2の所でも話しましたが、この映画は、全シリーズをすべて通してみてひとつの作品だと思うので、ぜひぜひ全部いっぺんに観てみてください。この映画の面白さが本当に伝わってくると思いますから。

SFも捨てたもんじゃないんですね。まだまだ有名作品で観たことがない作品がたくさんありますが、これからはSFも毛嫌いせずに観てみようと思わせてくれる作品でした。

ではでは、今日はそんな感じで『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』でした。


バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3 - 感想・評価

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
4.5

公開日:1990年05月25日
ジャンル:冒険映画, コメディ映画, SF映画
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス, クリストファー・ロイド, メアリー・スティーンバージェン

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
  • ストーリー - 60%
    60%
  • キャラクター - 85%
    85%
  • 演出 - 60%
    60%
  • 映像 - 70%
    70%
  • 音楽 - 70%
    70%
69%

映画レビューまとめ

ここまで観たら爽快感すらある。しかし、1,2と観てきた僕としては3は必要だったのか?とも考える。さて、あなたはどう思うだろう…

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