『素晴らしき哉、人生!』は白黒映画だけど、涙が出てきた良い映画。

素晴らしき哉、人生!

公開:1954/2/6

監督:フランク・キャプラ

出演者:ジェームズ・ステュアート

製作国:アメリカ合衆国

REVIEW - 映画レビュー

素晴らしき哉、人生!を観てみました。白黒映画だったけど、不覚にも涙が流れました。調べてみるとこの映画、アメリカでは不朽の名作として毎年末にTV放映されるみたいです。

スポンサードリンク

10秒でわかる『素晴らしき哉、人生!』ストーリー

生まれてこなければよかったと自殺を図った主人公の前に、天使が現れ、主人公がいなかった世界を見せる。そして、自分の人生がいかに素晴らしかったかを知る映画。

ネタバレ注意『素晴らしき哉、人生!』のあらすじまとめ

神様たちがなにやら天国で話をしている。

下界ではジョージ・ベイリーについて多くのものが祈りをささげている。これはなんとしても彼を救わなければならない。ベイリーは今夜がヤマだ。彼は今日、絶望から自分の命を捨てようとしている。彼を救うため、使いの者をつかわそう。

彼の使いには未熟だが信仰心の強いクラレンスがいいだろう。彼を救う前に彼の人生を見てもらおう。

ベイリーは小さいとき、弟を救おうとして冬の海に飛び込み風邪をこじらせ片耳の聴覚を失った。しかし、数週間後には元気になりアルバイトにもいった。

バイト先では、店主がうっかり毒薬を渡してしまおうとしたことを止めたりもした。

ベイリーは大きくなり、旅行に出ようとしていた。彼の夢は町を飛び出し、世界一周旅行に出ること。しかし、そんな彼の夢は突然の父親の死によって失われてしまった。彼は父の仕事、住宅ローンの会社を引き継がなければならなくなった。

彼の父は貧しい人々に低金利で住宅を用意し、人々から尊敬の念を集めていたが、一方で銀行家のポッターという町一番の金持ちからのプレッシャーとの戦いにも耐え忍んでいた。

そんな会社を引き継がなければならなかったが、とりあえず約束としては4年後弟が大学を卒業したら会社を譲るとして4年間の社長としてベイリーは引き受けた。

しかし、その約束の4年後、弟が家に帰ってくると弟は婚約者を連れており、その婚約者の父親の会社を継ぐ約束をしてしまっていた。これによって、引き続き会社の経営をしなければならなくなり、世界一周旅行は完全に失われた。

やがて、ベイリーは幼馴染のメアリーと結婚した。その新婚旅行に行こうとしたときにも、世間には世界恐慌が起こっており、ベイリーの会社にも取り付け騒ぎがおきた。

ベイリーは旅行費として持っていた大金を、押し寄せた貧しい人々に分けてやり、その場をしのいだが、そのせいでメアリーとの新婚旅行はパーになってしまった。

しかし、家庭では子供が4人恵まれ、幸せな家庭を築き上げ、それに伴い会社の業績も上がってきた。その勢いにあせりを見せた町の金持ちポッターは彼を懐柔しようと話を持ちかけたがベイリーはその誘いを断った。

やがて、世界は第二次世界大戦に突入する。ベイリー自身は耳の障害によって、徴兵は免れたが、弟は徴兵され、戦争で大活躍。やがて勲章をもらって戻ってきたが、お祝いムード真っ只中、会社のお金8000ドルが紛失してしまう。

実はそのお金はポッターが手に入れていたのだが、彼はその事実を隠し、ベイリーを脅しさえした。ベイリーの会社には会計検査官もやってきて、あわやベイリーは資金隠しの罪で逮捕されてしまうかもしれない状況に迫られていた。

ベイリーは絶望に見舞われ、家を飛び出し、橋の上から身を投げ出そうとした瞬間、さらにその上からひとりの老人が飛び降り自殺を行い、それを見ていたベイリーはとっさに彼を助けようと川へ飛び込んだ。

その老人(天使のクラレンス)の命を救ったベイリーだったが、その老人がいうには自分は天使で、ベイリーが自殺しようとしたのを止めたのだという。わけのわからないことをいう爺さんだと思ったベイリーだったが、話をしているうちに自分の人生がいかに悲しい意味のないものだったかをしみじみ感じてしまい、そのおじいさんに生まれてこなければよかったと愚痴をもらしてしまう。

するとそのおじいさんはそれはいい考えだと、なにやら魔法をかけ、ベイリーが存在しなかった場合の世界をベイリーに見せた。そこには弟はおらず、バイト先の店主は殺人罪で逮捕されており、町にはポッターの力がはびこり、自分の会社はとっくに倒産していた。そしてメアリーは自分のことを知らず、なんとも寂しい腐敗した世界が広がっていた。さらには町中が自分のことを知らない世界。

彼は橋に戻り、何でもいいから元の世界に戻してください、もう恐れない。もう一度生きなおしたいとお願いすると、とたんに世界は元に戻り、彼は全速力で我が家に帰った。彼はクリスマスソングを歌いながら、家に戻ると子供たちを抱きしめた。しかし、どこにもメアリーが見当たらない。

メアリーは夫の異変を心配して町中を駆け回り、助けを求めていた。そしてベイリーの窮地を知った町の人々は、大勢でベイリーの家に押しより、奇跡を見せてくれるのであった。

『素晴らしき哉、人生!』の名言

夢のお花畑は満開だよ。

なんて素敵なボロ家だ。

友のある者は敗残者ではない。

『素晴らしき哉、人生!』のおすすめポイント

野口明人
タイムリープものが好きな人にはオススメなストーリー展開。

意外と見ごたえのある映画です。

白黒映画だったので、最初は抵抗がありましたが、見続けるにしたがって、徐々にその物語にのめりこんでいきました。話を簡単にまとめると、タイムリープものようなバタフライ効果をうまく活用したストーリー展開で、もしも、自分が生まれていなかったらこんな町になっていたんだ、生まれてこなけりゃよかったなんていわないで、現在の幸せに気がつきなさいということを教えてくれる物語です。

こういう物語には僕はめっぽう弱いので、まさか泣くとは思いませんでしたが、ラストの部分ではほろりと涙を流していました。

あらすじを書くために何度も見直しましたが、そのたびにやっぱりラストでは目頭が熱くなります。

単純な映画だとは思うのですが、アメリカでは不朽の名作として毎年末にTV放映されるというのも納得です。まぁ、古さは隠し切れないんですが、ぜひこの映画をリメイクして作ってくれないかな?って思えるぐらいいい話です。

約2時間を超える長編ですので、若干観疲れも感じましたが、それでも観終わった後の爽快感は心地よいものでした。

まとめ

白黒映画かつ2時間を越える長編なので、万人にオススメできるかどうかは不安ですが、白黒でも抵抗なく観れるよ、映画好きだよっていうあなたにはぜひ観てもらいたい映画でした。

こういうタイムリープものもっとほかにないかな。有名なところはほとんど観てしまったのであれなんですが、オススメがあったらぜひ観てみたいです。

あぁ。やっぱり、幸せというものはつかむものでもなく、追いかけるものでもなく、気がつくものなんですね。それを改めて教えてくれるよい映画でした。

ではでは、『素晴らしき哉、人生!』でした。

野口明人
では、最後に『素晴らしき哉、人生!』の採点…

スポンサードリンク



素晴らしき哉、人生!
  • ストーリー - 80%
    80%
  • キャラクター - 85%
    85%
  • 演出 - 70%
    70%
  • 映像 - 60%
    60%
  • 音楽 - 75%
    75%

レビューまとめ

幸せとは現状の環境の中から気がつくものだと教えてくれる良い映画。

74%
User Rating 0 (0 votes)
Sending

この記事をシェアする

レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

Amazonプライムで無料の映画を検索する

2 件のコメント

  • 「白黒映画だけど…」の意味がわからない。
    白黒映画はカラー映画と比べて劣るんですか?

    あとなぜリメイクする必要があるんですか?
    昔の良作を掘り返してリメイクし駄作がたくさん作られてる中、「素晴らしき哉、人生!」のように映画界で最も素晴らしい映画のうちの一つとして知られている今作をわざわざリメイクする必要がどこにあるんですか?映画は芸術です。誰もモナリサを描き直そうとは言わないですし、1946年作の今作は70年以上経っても色褪せない素晴らしい作品として万人に知れ渡っています。

    • さとうさん、コメントありがとうございます!

      もうすごく、なるほど!!と思える意見でした。白黒はカラーと比べて劣るとまでは言いませんが、カラーが普通と思ってしまっているという固定観念があったと思います。言われてみれば確かに劣っていると感じる理由が見当たりません。

      まぁ、ミストという映画が、白黒で行こう!という案があったらしいんですが、却下されたみたいな白黒に対するハードルが自分にもあったんですね。うん。

      リメイクは単純にタイムリープものが好きなのでこういう作品をたくさん見たいという願望です。多分、実際にリメイクされたとしたらこんなの全然違うじゃないか!と文句言うと思うんですが。

      あれですね。リメイク期待するぐらいなら、この映画繰り返しみればいいんですよね。

      いやー。自分が生まれるものすごい昔の作品でも、こうやって今は自分が見たい時に観れるなんて素晴らしい時代を生きているんだなぁ。

      映画は芸術。肝に銘じておきます。Monna Lisaの話は特に納得して、部屋でうんうん言ってました。

      映画愛に溢れたコメントはありがたいです。勉強になります。

      さとうさん、本当にありがとうございました。

  • この映画のあなたの感想・レビューへコメント

    ABOUTこの記事をかいた人

    好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!