『最高の人生のつくり方』を観てめぞん一刻を思い出したのは僕だけ?

最高の人生のつくり方

公開:2014/07/25

監督:ロブ・ライナー

出演者:マイケル・ダグラス

製作国:アメリカ合衆国

REVIEW - 映画レビュー

『最高の人生のつくり方』というタイトルを発見した時、僕の頭に浮かんだのは『最高の人生の見つけ方』(原題:The Bucket List)でした。『最高の人生の見つけ方』と言えば、このサイトで一番最初にレビューをした作品で思い出深い。あれ?パッケージも似てるしパクった?…なんて思いましたが、同じロブ・ライナーが監督を務めている作品でした。

邦題が似ていているだけで原題は別物(原題:And So It Goes)なので、似せたのは日本人なんでしょうね。同じロブ・ライナーの作品で『最高の人生のはじめ方』(原題:The Magic of Belle Isle)という作品もあるし『最高の○○』ってのは日本人が好きな表現なのでしょうか。

ま、そのタイトルマジックにも釣られ、まだここではレビューを書いていませんが、数日前に『ラストベガス』という映画を見て、マイケル・ダグラスやっぱりかっこいいなと思った僕は、大号泣した『最高の人生の見つけ方』という作品+マイケル・ダグラスなんて最高かよ!と期待して見てみましたが、結果は…。

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10秒でわかる『最高の人生のつくり方』のストーリーのまとめ

妻をガンで亡くした不動産屋のオーレン。周囲からは頑固者と扱われ、自己中心的な性格の彼の元に疎遠になっていた息子があるお願いをしにやってくる。その存在すら知らなかった孫娘を預かることになったオーレンは隣人の女性歌手リアに助けを求める。深い傷を負った二人が9歳の少女と一緒に生活していく中でぶつかりながらも徐々に心をひらいていくラブロマンス…。

もし、あなたに居酒屋で『最高の人生のつくり方』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、“じじばばの恋愛映画”なんだ。あ、悪意はないよ。『最高の人生の見つけ方』が二人のじじいの友情物語だったのに対してこちらは二人のじじばばの恋愛映画。

『最高の人生の見つけ方』は反則!最後は号泣で画面が全く見えない…

2012.05.25
ちぐのさん
それにしても、ロブ・ライナーという監督は『スタンド・バイ・ミー』で少年の青春を撮ったり『ミザリー』で狂気な女性を撮ったり、この作品みたく老齢の物語を扱ったりと、振り切ったテーマを扱うのに長けているね。マジで同じ監督なのかよ!と思えるぐらい全く違う雰囲気の映画なのに、それぞれがちゃんと訴えかけてくるメッセージを強く持っている作品で、僕はロブ・ライナーという監督の作品と相性がいい。
野口明人
あらすじの話をしていこう。主人公オーレンを演じるのはマイケル・ダグラス。彼は奥さんのガンに2年間付き添い看病し、亡くしてしまった。不動産屋の優秀なビジネスマンであり、自分のアパートを所有していて今はそこに住んでいるが、奥さんと一緒に暮らした持ち家が売れたなら引退してそのお金でゆっくり暮らそうと思っている。
ちぐのさん
しかし、奥さんの死後、彼は心を閉ざし、おなじアパートの住人からはガンコで意地が悪い変わり者だと見られている。子供などは彼のマネをしてバカにする始末。そんなオーレンの元に疎遠だった息子が訪ねてくる。
野口明人
息子は元ヤク中のジャンキーで、オーレンは彼を見放していた。が、息子はオーレンにお願いごとをする。これから刑務所に入らないといけない。9ヶ月、模範囚になれば半年で戻ってくるから、その間娘の面倒を見てほしいと。
ちぐのさん
孫娘の存在すら知らなかったオーレンは冷たく断った。しかし他に頼れるものがいない息子は刑務所に行く寸前に娘を預けに再びオーレンの前に現れる。オーレンが承諾する間もなく息子は去っていく。突然の自体に戸惑いを隠せなかったオーレンは、隣人で同じく夫を亡くし涙に暮れているリアに娘を一日だけ預かってくれないかと頼む。
野口明人
9歳の孫娘はとても素直でキレイな子供だった。オーレンは母親を探し出し、娘を引き取って貰おうとアパートの住人の警察官を頼りに母親を探すことにする。しかし、見つかった母親もヤク中のジャンキー。孫娘を預ける気だったオーレンも気が変わり、孫娘の誕生日だから母親を見せたら喜ぶだろうと考えただけだと踵を返し、リアと孫娘と共に遊園地に行って孫娘のお祝いをする。
ちぐのさん
リアは小さなレストランで歌手をしていた。その歌声は素晴らしいものの、歌の間のトークで必ず亡き夫の話をしてしまい、涙で歌が唄えなくなる。彼女をプロデュースする事に決めたオーレンは君の歌声は素晴らしいが、夫の話をするのはもったいない。もっと君自身の話をするべきだと助言。しかしその言い方もガンコ者であるがゆえに嫌味に捉えられてしまって上手く伝わらない。
野口明人
それでも孫娘を間に挟む事で徐々に二人の関係は近づいていく。オーレンは徐々に閉ざしていた心の壁が緩んでいき、上手くいきそうだった頃に、妻と一緒に暮らしていた家が売れ、アパートを離れる事になってしまうのだが…
ちぐのさん
こんな感じのあらすじ。まぁ、つまりは深く傷ついた老年の男女ラブロマンスなわけだ。じじばばの恋愛なんて…と思う人もなかにはいると思うけど、とにかくマイケル・ダグラスがいい!あの通り顔がかっこいいのは言うまでもないけど、ガンコ者で自分の感情を表現するのが下手でそれゆえ相手の気持ちを踏みにじってしまう事もある。それでも徐々にいい人になっていく経過が手のとるように表現されているってのがね。見ていてほんわかする。
野口明人
この映画の特徴として、かなり言葉遣いが汚い。アメリカ映画で出てきそうなスラングなどもちょこちょこ垣間見える。でも根底に流れているのは相手への愛情だから、ツンデレかよ!と見ているこっちはニンマリしちゃうんだなあー。
ちぐのさん
不動産屋にいる友人、ばあさんとのやりとりも言葉はすごく汚いんだけど、なんかいいんだよね。「君がバスにひかれたなら運転手に報酬を払うよ」とか「善人は早死にする。だから君は長生きだ」とか言葉で読んだらただの罵詈雑言だけど、映画の中で観ると嫌味に聞こえない。
野口明人
それと単純に9歳の孫娘がむちゃくちゃかわいい。青い目に吸い込まれる。初登場シーンは目に釘付けだったわ。あ。ロリコンじゃないからね…。その孫娘を邪険に扱いつつも心では孫に会えて嬉しいオーレンがなんとも言えない良さを感じる。
ちぐのさん
恋愛映画としては、ストーリーの起伏も少ないしありがちな話にはなるんだろうけど、この映画のような老後を送りたいもんだと思わせてくれるキャラクターの良さが全面に押し出された良い映画だった。ところどころ涙出たし。
野口明人
最後の方のマイケル・ダグラスの告白シーンなんて、名演過ぎて、このじじい、やりおる。ちくしょう…とティッシュで鼻かんだもんね。じいさんがばあさんに告白するシーンでキュンキュンするだけでなく、涙が出てきてしまうとは、僕もいよいよ歳とったかな。涙腺緩すぎるね。
ちぐのさん
とまぁ、興味が湧いたらAmazonのレビューとか読んでみてよ。今調べてみた限りではWikipediaのページがなかったからそこまで日本じゃ有名じゃないのかもしれないけど、プライムビデオのページには50以上のレビューついてる上に星4.5以上の高評価な映画だよ。

…そんな事を『最高の人生のつくり方』についてピザの硬い部分だけを先に食べながら居酒屋で話すと思います。

『最高の人生のつくり方』の名言・心をざわつかせた言葉

脅しじゃない。頼んでるんだ。

俺の妻はガンで死んだ。2年間、俺が入浴と着替えをさせ料理を作り食べさせた。そして祈った。あれほど泣いたことはない。思いやりならある。

君がバスにひかれたなら運転手に報酬を払うよ。

奥さんが死んで自分の感情まで埋葬してしまったの?

知るほど好きになる。この偏屈な俺も君のことは好きだ。

善人は早死にする。だから君は長生きだ。

「人としては汚いブタ野郎よね」「ケツの穴より上等だ」

最高じゃないが期待以上の答えだ。

俺の息子だから。

『最高の人生のつくり方』で心に残ったシーン・実況

  • 0:03:00頃
    文句を言いながら丘を登りつつも、お墓に誕生日をお祝いする花束を置くシーン。初っ端からなんかいいなと思ってしまった。
  • 0:53:00頃
    車で会話してるシーン。何気ない会話だけど徐々に心を開いていくのがわかる。
  • 1:00:00頃
    マイケル・ダグラスの動揺する目線。
  • 1:10:00頃
    部屋が一瞬で変わるシーン。マイケル・ダグラスの優しさが体現されているかのようで好き。
  • 1:16:00頃
    出産のシーン。なんだかんだでオーレン良いやつなんだよな。
  • 1:21:40頃
    「いつでも帰ってきて」というセリフに何故か目頭が熱くなる。
  • 1:27:00頃
    マイケル・ダグラスの告白。泣いた…。言葉のひとつひとつに魂がこもっている。
  • 1:28:10頃
    住人たちが集まっているシーン。こういう家に住みたい。幸せっていいなぁ…。さり気なくオーレンの名前を使っている所も素敵。

『最高の人生のつくり方』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

ちぐのさん
『めぞん一刻』と『最高の人生のつくり方』の両方を知っている人は、どこが似てるんだよ!と言われてしまうかもしれませんが、なぜか僕はこの映画を見た後にめぞん一刻を読み返したくなったのです。それと『リトル・ミス・サンシャイン』も内容こそ全然違いますが、小さい女の子が良いポジションを演じる所で思い浮かびました。

『最高の人生のつくり方』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…

野口明人
同じく中高年齢の恋愛を取り扱った映画で、今作のヒロインでもあるダイアン・キートンが同じくヒロイン役で出ています。マイケル・ダグラスとジャック・ニコルソンがなんとなく似ていると思ってしまうのは僕だけ?キアヌ・リーブスも出てるよ。

『最高の人生のつくり方』まとめ

まとめ大好きちぐのさん

『最高の人生の見つけ方』は友情。『最高の人生のつくり方』は恋愛。どちらも老齢の人を主人公にした作品で、あぁこんなおじいちゃんになりたい。と思わせてくれる良い映画でした。『最高の人生の見つけ方』は人が死んじゃうのもあって号泣しましたが、こちらはホロリと心暖まる感じ。どっちが好きかと言われれば友情の方をとってしまうかもしれないけど、まぁその時の気分によって観たい映画も変わりますよね。

それと前に観た2013年、マイケル・ダグラスとロバート・デ・ニーロが共演した映画『ラストベガス』で、マイケル・ダグラスいつまでも若くてかっこいいなぁ!と思いましたが、この作品2014年の映画で1年しか経ってませんが、ふと映ったマイケル・ダグラスの背中を観て、あぁ。やっぱりおじいちゃんなんだなとシミジミしました。

日本の俳優さんで山崎努が大好きな僕。マイケル・ダグラスや山崎努のようなかっこいいおじいちゃんになりたい。なんであんなにかっこいいんだろ。ちょっと悪さを感じられるカッコ良さってありますよね。

正直な所、恋愛映画としては、うーん…うーん…となってしまう内容ではあったんですが、それでも職場での友情や、アパートの住人たちの温かさがスゴく良くて、観てよかった。これは友達にも勧めたいと思える映画でした。ほっこりするよ。

ではでは『最高の人生のつくり方』でした。

…さり気なく父子の物語でもあったので、そのジャンルに弱い僕は車の中での会話に涙しました。…あと、あれね。家を買ってくれた夫婦がすごいイイ人で良かった!ロブ・ライナーの作品、他にも観ていこうかな。

野口明人
では、最後に『最高の人生のつくり方』の採点…

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最高の人生のつくり方
  • ストーリー - 65%
    65%
  • キャラクター - 90%
    90%
  • 演出 - 75%
    75%
  • 映像 - 70%
    70%
  • 音楽 - 65%
    65%

レビューまとめ

結構言葉が汚いのもあって、人を選ぶかもしれません。下ネタもちょこちょこ出て来るので。でもまぁ、それを差し引いても人の温かさが伝わってくる雰囲気の良い映画です。登場人物のほとんどが好印象で終わる感じがハッピーで安らぎます。唯一、うわー…と思うのは孫娘の母親でしょうか。

73%
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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

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ABOUTこの記事をかいた人

好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!