パルプ・フィクション_クエンティン・タランティーノ
パルプ・フィクション - 映画情報
  • 公開:1994/10/14
  • 監督:クエンティン・タランティーノ
  • 出演者:ジョン・トラボルタ, ユマ・サーマン, サミュエル・L・ジャクソン
  • 製作国:アメリカ合衆国
  • 上映時間:2時間34分
MOVIE REVIEWS

パルプ・フィクションは観たことあるでしょうか?2003年の『キル・ビル』と並ぶぐらいの知名度のクエンティン・タランティーノ監督の作品ですが、『パルプ・フィクション』は1994年と10年近く離れています。

「意味のない話」を延々と続ける演出がクエンティン・タランティーノ監督の特徴らしいのですが、『パルプ・フィクション』はまさにこれ。

2時間半ある『パルプ・フィクション』を字幕と吹き替え両方ぶっ続けで観てみたのですが、合計5時間観続けても面白くて時間など気になりませんでした。

前回レビューした『レザボア・ドッグス』は正直あんまりよくわからなかったけれど、なんとなく雰囲気いいなと思って次の作品を観てみることにして正解でした。癖になります、クエンティン・タランティーノ監督の映画って。

それでは映画『パルプ・フィクション』のレビューをしていこうと思います。

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映画『パルプ・フィクション』 – あらすじ

パルプ・フィクション
4.7

公開日:1994年10月14日
ジャンル:犯罪映画, ヒューマンドラマ映画
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタ, ユマ・サーマン, サミュエル・L・ジャクソン

強盗を企むカップルや盗まれたトランクを取り戻そうとするギャング、八百長を持ちかけられたボクサーなど、複数の視点で描かれる群像劇。パルプ・フィクションとは「くだらない話」という意味なのだが…

映画『パルプ・フィクション』について

正直、この作品にはやられた。特にストーリーが秀逸というわけではないし、相変わらず本筋からみて無駄な演出だよなと思えるところが多々あるんだけれども、面白い。そう。面白いんですよ。

またもや犯罪映画、マフィアの話なんだけれども、今回は群像劇みたいな感じ。時系列はバラバラ。様々な登場人物に焦点があてられて、ぶつ切りぶつ切りで話は進むんだけれども、最終的には輪っかになっていて収束するみたいな。

もちろん、すべてが丸く収まるような完璧な収束はしないんだけれども、なんとなくうまくまとまっている。

この映画の見所は二人のマフィア(ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソン)のどうでもいいような会話だろう。ハンバーガーが地方によって呼び方が違うとか、足のマッサージはアソコに舌を突っ込むのと同じようだ、そうじゃないだの、神の奇跡がどうだとか。

ブルース・ウィリスが群像劇の一人として登場していて、時間もかなり割いていて日本刀のチャンバラシーンがあったりとかそれはそれで面白いんだけれど、どうもこの二人の会話の印象が強すぎて、この映画はこの二人の会話を楽しむためのものだと思ってしまう。

それほど強烈。ラストの聖書のくだりも結構良い。サミュエル・L・ジャクソンを僕は気に入りました。

あまりにもよかったので、字幕で観た後に吹き替えでも観てしまったほどですよ。英語で字幕だと情報量が少ないからね。やたらファックファック言ってたけど、字幕だとカットされているところが多くて、それで吹き替えだとどうなっているんだろうと2回リピートしてしまった。

まぁ、かなり豪華声優陣使ってましたな。吹き替えの方がわかりやすいかな。字幕よりも。ただ、アメリカンジョークみたいなのは改変されて吹きかえられていたのがちょっと気になった。

結局、英語を直接理解出来るようにならないと、100%楽しめる事にはならないのだろうけど、英語わからないからな~。

この映画ほど英語聞き取れればよかったのにと思った作品はなかったです。

あ、そういえば、この3人は前回のレザボア・ドッグスには出ていなかったけれど、レザボア・ドッグスで出ていた多くの俳優さんがこの映画にも登場している。ティム・ロスとか。それをみてなんとなくニヤニヤしてしまった。三谷幸喜とか彷彿させるよね。同じキャスト使うのとか。

またもや、クエンティン・タランティーノ出てるし。癖のあるキャラで。

レザボア・ドッグスとパルプ・フィクション。この二つを観て、初めてクエンティン・タランティーノの良さがわかった気がする。うん。

彼は多分、ものすごく映画が好きなんだろうね。映画の大ファンが集まって、最高傑作を作りました。的な映画の作り方をする。こういうの観たかったんだよっていう映画の作り方。

遊び心もたっぷり入っているし、ぐいっと引っ張っていく何かもちゃんと持っている。

もちろん、王道なストーリー大好きな人がこういう映画を観ると、え?なにこれ全然わからんし、つまんないんだけど…ってなるかもしれないけれど、映画をエンターテイメントとして捉えるとこの人の作品はすごく心をくすぐる作り方をすると思います。

はい。

映画『パルプ・フィクション』 – まとめ

そんな感じで、2時間半と結構長い部類に入る映画で、ストーリー的にも大きく引っ張っていくようなものでもなく飽きそうな感じもしないでもないですが、ガッとハマる人にはハマると映画だと思いました。僕はハマりました。

よかったら雰囲気楽しんでみてください。結構ヒットです。

ではでは。『パルプ・フィクション』でした。

あ、ブルース・ウィリスの彼女役をやっているマリア・デ・メディロス、むちゃくちゃタイプです。かわいいなぁ。はい。

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パルプ・フィクション - 感想・評価

パルプ・フィクション
4.7

公開日:1994年10月14日
ジャンル:犯罪映画, ヒューマンドラマ映画
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタ, ユマ・サーマン, サミュエル・L・ジャクソン

パルプ・フィクション
  • ストーリー - 40%
    40%
  • キャラクター - 90%
    90%
  • 演出 - 95%
    95%
  • 映像 - 65%
    65%
  • 音楽 - 65%
    65%
71%

映画レビューまとめ

とにかく無駄な所が素敵な所。そんな映画。比較的長い映画だけど、それが好きかどうかで退屈かそうでないかが決まる。

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88% (2 votes)
パルプ・フィクション_クエンティン・タランティーノ
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