『ノッティングヒルの恋人』を50回観たとしてもラストの所で僕は…

ノッティングヒルの恋人

公開:1999/05/13

監督:ロジャー・ミッシェル

出演者:ジュリア・ロバーツ

製作国:イギリス

REVIEW - 映画レビュー

『ノッティングヒルの恋人』は今もなお人気が高いとWikipediaを観たら書いてあったので、名前も聞いた事あったし見てみるかと手に取りました。結果、非常に良い映画でした。涙ぽろぽろ流れるタイタニックのようなラブストーリーではないけれど、観ていてどこか微笑ましいようなそんな映画でした。

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10秒でわかる『ノッティングヒルの恋人』のストーリーのまとめ

妻に逃げられ経営している本屋も赤字。そんな冴えないバツイチ男ウィリアムのお店に見たことがある女性が訪れる。それはハリウッドスターで人気絶頂の女優アナだった。本を買ったアナは颯爽と店を出たが、その後飲み物を買いに行ったウィリアムとぶつかりオレンジジュースがアナの服を汚してしまう。慌てたウィリアムは自分の家に彼女を連れ、精一杯の誠意を尽くす。そんな姿にアナは心を動かされ、去り際にウィリアムにキスをする。身分の違い過ぎる二人のラブ・ストーリーとそれを支える周囲の友情物語…。

もし、あなたに居酒屋で『ノッティングヒルの恋人』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、“現代版ローマの休日”なんだ。あの映画も王女さまと新聞記者という身分の違う二人のラブ・ストーリーだったけど、それの現代版だと思ってもらうのが一番わかり易いんじゃないかな。ハリウッドスターと本屋さんの恋物語だから。
ちぐのさん
ただ、この映画のいいところはさ、ローマの休日のコピーじゃなくて、友情要素がプラスされているんだよね。どっちかというとローマの休日の男性ってしっかりしてて、それが王女の心に刺さるみたいな構図だったけど、ノッティングヒルの恋人はさ、冴えない男ってのがミソなんだよね。前の奥さんには見限られ、駆け落ちされる。奥さんと一緒に買った家には今じゃ年中エロい事を考えている男と同居。経営している本屋も傾き気味。
野口明人
唯一の救いが友達がいること。でもその中の友達夫婦は元々は自分の好きだった人と親友。好きだった人には異性の魅力を感じないと言われる始末。それでも彼が困った時は相談に乗ってくれるし、いつもそばに居てくれる。そんな温かい環境に恵まれている主人公、ウィリアム・タッカー。
ちぐのさん
一方、ヒロインは彼女が出ればどんな映画もすべて一位。街中彼女のポスターが貼られ、誰もが憧れる美貌を持つアナ・スコット。しかし、実際は10年間以上もダイエットに苦しみ、二度の整形によって手に入れた美貌、何年後かには人々に忘れられ、一時期売れた女優に似ている女として街を歩いているかもしれないと告白するひとりの女性だった。女優なんてなる前もなってからも大変だ。
野口明人
二人は身分の違いこそあれ、街で偶然出会い、お互いに運命を感じ、恋をする。しかし、やっぱり話は簡単には行かず、タッカーは彼女の環境について行けず落ち込み、何度も諦め、しかし諦めきれずやっぱり彼女に会いに行ってしまったり…。まぁあれだね。ビバリーヒルズの住人であるアナは撮影でちょこちょこノッティングヒルに来るわけ。その度にタッカーは撮影現場に行っちゃう。
ちぐのさん
そんな付かず離れずな二人だったけど、ある日過去のヌード写真がスキャンダルされて、傷ついていたアナはタッカーの家に隠居しに行くわけ。そして永遠に家にいていいよって言って上手くいくはずだったんだけど、毎日エロい事しか考えてないバカな同居人のスパイクがさ、酔った拍子にバーでアナの事を話しちゃうんだよね。その噂を聞きつけたマスコミがタッカーの家に押し寄せて、隠居どころではなくなった。
野口明人
アナはヒステリーを起こしてさ、暴言を吐いて去っていく。それこそあなたは一般人だからいいけど、私は有名人だから的な立場の違いを突きつけるような言い方でね。まぁ、今度こそ終わりかなって思ったけど、やっぱりそれでもタッカーは彼女のことを諦められない。
ちぐのさん
友人が色々と女性を紹介してくれたりもするんだけど、アナ以上の人はいないって感じで立ち直れず、彼女が再び撮影でノッティングヒルに来た時に撮影現場に行っちゃう。しかし、そこで彼女が別の男性にタッカーの事を悪く言っているのを聞いてしまう。
野口明人
アナからすれば、自分の本心を簡単には人には知られたくないとして言ったことなんだろうけど、タッカーにはカウンターパンチばりによく効いてさ、この後、彼女が本気で告白しに来るんだけど、もう傷つきたくないと断るんだよね。タッカーが彼女を振るわけ。
ちぐのさん
そして、そのことを友人に報告する。俺は間違ってないよな?正しい判断だったよな?と。すると、ほとんどの友人は慰める気持ちで、正しい事をしたと言ってくれたけれど、同居人のスパイクだけは、「お前はトンマで大バカだ」と叱る。それを聞いた友人も、相手がどうであれお前と付き合いたいって言ってくれるなんてステキなことだよなと本音を漏らす。
野口明人
そして彼女が別れ際に言った、「名声なんて実体のないものなのよ。忘れないで。私もひとりの女よ。好きな人の前に立ち、愛してほしいと願ってるの。」という言葉の意味がタッカーにずしんと響き、タッカーは自分の間違いに気づく。ここからがもう、この映画の一番面白い所。
ちぐのさん
友人全員が小さい車に乗って、タッカーをアナに会わせる為に奔走してくれるわけ。いやー、これぞタッカーが冴えない男だからこそ映える演出だよね。ローマの休日みたいに完璧超人じゃないからこそ、友情劇が成り立つ。僕はこの映画はラブ・ストーリーというよりも、よく出来た友情物語だと思ってる。
野口明人
この映画の見所は二人の恋愛の行方という所…ではなく、様々でてくる友人達の友情にあるんだ。一般人と芸能人の恋愛を語ったものなので、一般人目線の友人が様々な言葉を言ってくる。あの人は住む世界が違うのよ、とかね。
ちぐのさん
でも、最終的には主人公の事をよく考えてくれて、主人公の意見を尊重してくれる。色々と意見を言ってくれるのは友人の言葉ではなく、主人公が考えていることの代弁なんだよね。あーゆー友人たちが周りにいるってだけでも幸せだなって考えさせてくれる。
野口明人
本当にラストはいいなぁ。すごく心が温まる、いいラストの映画。Wikipediaの言葉にも納得だね。
ちぐのさん
そして、当然のことながらヒロイン役のジュリア・ロバーツがかわいい。最後の笑顔は観ているこっちがドキッとさせられるぐらい最高の笑顔でさ。笑顔ひとつでこんなに人の心を動かせるとは。ハリウッドってすごいよな。まぁ、途中途中でちょっと嫌な面も見えるけどさ。それはほら僕が知らない世界で生きていく為に必要な事を僕らが知らないから感じるのであって、色々と大変なんだろうなぁ。
野口明人
ま、興味が湧いたらAmazonのレビューみたり、Wikipediaで調べたりしてみてよ。Amazonのレビューなんかさ、化物級だよ。200件以上もレビューついてるのに評価が星4.5以上なんだから。この作品はファンが本当に多いんだろうね。
ちぐのさん
つまりね、情けない顔のヒュー・グラントと笑顔が眩しすぎるジュリア・ロバーツの対象的な顔が存分に活かされている映画。そして二人を囲む周囲の温かさもすごく良い。若干リアリティには欠けているかもしれないけれど、それを補っても充分過ぎる程のラストの爽快感。友情とはこうあって欲しいものだという理想がリアリティに勝る瞬間がある映画だね!

…そんな事を『ノッティングヒルの恋人』についてレモンサワーでも飲みながら居酒屋で話すと思います。

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『ノッティングヒルの恋人』の名言・心をざわつかせた言葉

シュールだけどステキだった。

自分に言っても自分で信じられないよ

障害だけでもつらいのにタバコをやめたわ。大好きだけど。それに…私たちは、子供ができない。それが人生よ。

ウプシーデイジー

「人生は残酷だ」「世界の大災害や睾丸のガンに比べてもかい?」

彼女は絶対に僕のものにならない。禁断の“恋の麻薬”だよ。二度と手に入らない。“パンドラの箱”を開けてしまった。

アナは…女神だよ。神に恋した人間の末路は?

愛し愛される人との出会いは、めったにない。奇跡なんだよ。

男はベッドで夢を抱き、現実の女と目覚めて幻滅する。

この出来事は記録され、誰かが私のことを書くたびに、写真が使われる。新聞は永遠なのよ。私は永遠に後悔するわ。

みんなに心から謝りたい。半年間の僕の態度を。僕は情けないほど落ち込んでた。でもやっと最悪の時を乗り越えた。これからは思いきり幸せになってみせる。

僕の未熟なハートはもう立ち直れないよ。

僕はノッティングヒル。キミはビバリーヒルズの人だ。世界中が君を知ってる。母は僕の名前も思い出せない。

名声なんて実体のないものなのよ。忘れないで。私もひとりの女よ。好きな人の前に立ち、愛してほしいと願ってるの。

007は道順で悩まない。

『ノッティングヒルの恋人』で心に残ったシーン・実況

  • 0:05:00頃
    同居人にどのTシャツが良いかを聞く為に何度も階段を昇り降りするシーン、なんかイイなぁ…。
  • 0:11:30頃
    すげーベタベタだけど、曲がり角で美女とぶつかるって一度はやってみたい!
  • 0:15:30頃
    えーっ!?チューして来たよ!うぉぉおおおおお!
  • 0:22:00頃
    眼鏡の中に煙が徐々にモクモクと…
  • 0:27:15頃
    チューした事を謝られた時のヒュー・グラントの顔があまりに切ない…。タレ目素敵だなぁ。
  • 0:39:10頃
    最もミジメなヤツに最後のブラウニーをあげるっていう、こういうやり取りを実生活でやりたい。自分の不幸話を笑って話せる友人がいたら楽しいだろうなぁ…。
  • 0:43:40頃
    ドアを閉めた途端に喜ぶみんな。…なんか幸せだ。
  • 0:49:30頃
    ベンチに座らずに離れていくヒュー・グラントが意味深…。それを真上から撮って、隣に座ってって言っているのに、少し離れた場所に座るヒュー・グラント。この控えめさが主人公の魅力だな。
  • 1:08:15頃
    ヒュー・グラントの切ない眼差しパート2。あなたと恋人の関係は?と聞かれた時の顔がもうなんか胸を絞めつける。顔にここまで感情が乗る人も珍しい。
  • 1:24:15頃
    ヒュー・グラントの切ない眼差しパート3。永遠に後悔するわと言われた時の顔が堪らなく哀しい。
  • 1:25:00頃
    この映画、何度もバタンと扉を閉じるシーンが効果的に使われている事に今気がついた。
  • 1:26:00頃
    晴れている市場を歩いているヒュー・グラントをずっと横から追いかけて、雨が降り、雪に変わる。これ、主人公の心情を表したシーンだったんだな。何となく普通に道歩いているシーンだと思ったけど、最初に登場した妊婦さんが子供産んでいるじゃないか。年月が過ぎましたって事なのか。全然気がつかなかった。
  • 1:30:50頃
    この妹のプロポーズの仕方、最高にイカすよ!みんなが暗い話題ばかりだったから、唐突に思い付いたのかもしれないけど、その心遣いまでもイカすよ!
  • 1:38:10頃
    ヒュー・グラントの切ない眼差しパート4。ヘッドホンを付けたヒュー・グラントがなぜか福山雅治に見えた。ニコニコしていたのに過去の人よと言われた顔が途端に切なさをおびる…。あぁ、ヒュー・グラントの顔たまらん。
  • 1:41:10頃
    ジュリア・ロバーツの告白シーン。すごーく緊張している感じが出ていて素晴らしい。告白ってこうだよね!
  • 1:46:15頃
    切実な思いを告げて、去り際にさり気なく絵を指差すジュリア・ロバーツ。背中が淋しい。
  • 1:47:10頃
    お前はトンマで大バカだ!と言い放つブリーフ男かっこいい。そしてこのシーンから最後までの怒涛の友情コンボがたまらん。
  • 1:50:30頃
    ホテルの受付のおっちゃん、グッジョブ!左目のウィンクが自然すぎてニクいぜ!タキヤマさんの行動もいい感じのスパイスになっているね。
  • 1:52:00頃
    ブリーフ男、スパイクのかっこいい行動その2。そしてそれに対して私のヒーローと言う妹もステキ。
  • 1:55:00頃
    切ない眼差しを続けていたヒュー・グラントの力強い眼差し!これはこれでたまらん!
  • 1:57:00頃
    車椅子の女性とその旦那さんが抱き合ってチューするのとか、妹とスパイクがチューするのとか、それだけでなんか目頭が熱くなるなぁ…。プロポーズのシーンのジュリア・ロバーツの眼差しもいいね!ハッピーエンディングの映画はやはり良い!

『ノッティングヒルの恋人』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

オススメ大好きちぐのさん
似てる似てないはあくまでも個人的な意見ですが、身分の違う人が恋愛するっていう感じはスゴく似ている気がする。

『ノッティングヒルの恋人』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…

野口明人
映画ではないけど、昔のドラマでコレを観て欲しい。ラストはちょっとヘンテコな特殊メイクで笑ってしまったけど、そこまでに至る恋愛は非常にノッティングヒルの恋人に通じるものがあると思う!

『ノッティングヒルの恋人』まとめ

まとめ大好きちぐのさん

冴えない男がハリウッドスターと恋に落ちるという話でしたが、主人公のウィリアム・タッカー役のヒュー・グラントが大好きになりました。冴えない男役のはずが、かっこよく見えます。ダメ男をやらせたら世界一の名声も伊達じゃありません。あの、なんとも言えないたれ目から、ホレるビームが出てるのかもしれません。かっこいいです。

この人の他の映画も観てみようかな。『ブリジット・ジョーンズの日記』とかにも出てるんだよな。前にも見た事あるけど、もう一度じっくり見てみたい。

それにしても何度見てもいいぐらい、この映画のラストの爽快感はいいよなぁ。

ノッティングヒルの恋人』でした。

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ノッティングヒルの恋人
  • ストーリー - 85%
    85%
  • キャラクター - 90%
    90%
  • 演出 - 95%
    95%
  • 映像 - 75%
    75%
  • 音楽 - 85%
    85%

レビューまとめ

何度も繰り返し観られる良作。ストーリーを知っていても何度も観たくなる温かい作品。そして音楽も耳に残る。

86%
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えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!