『トロイ』を観て人間の愚かさと醜さを知った…。戦争って怖すぎる。

トロイ

公開:2004/05/14

監督:ウォルフガング・ペーターゼン

出演者:ブラッド・ピット

製作国:アメリカ合衆国

REVIEW - 映画レビュー

『トロイ』という映画を昔観て、3時間以上の作品の割には意外と面白かったなぁ…っていう感想だった気がします。最近は昔見た映画を再び観てみようブームで再チャレンジしたんですが、最初に観た時の面白さよりも、戦争の残酷さをより強く感じてしまって昔の自分の感受性の幼さを感じたのであります。

だって、赤ちゃん投げちゃうんだぜ…。戦う兵士達は一突きで殺されたりするのに、逃げ惑う市民は首を縄でくくりつけて外に吊るされちゃうんだぜ…。

それを全く気がつかず、愛だの恋だの意外と面白かったな…なんて思った昔の自分って一体…。

さてさて、冒頭にグダグダ語っても仕方がないので、レビュー行こうと思います。

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10秒でわかる『トロイ』のストーリーのまとめ

和平がまとまりかけたトロいとスパルタの国だったが、トロイの王子パリスがスパルタの王妃ヘレンと駆け落ちした事で和平は不和になってしまう。そこから始まるトロイア戦争。この戦争のカギを握っていた英雄アキレスは歴史に名を残す事を目的にスパルタ側に付くが、捕虜になったパリスの妹ブリセイスに惹かれていく。愛が戦争を呼び、愛が戦争を左右する。憎しみが憎しみを生み続ける終わらない戦争の映画…。

もし、あなたに居酒屋で『トロイ』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、“神話を元に作った人間ドラマな戦争映画”なんだ。ホメロスって人が書いた『イリアス』とか『オデュッセイア』っていう作品が岩波文庫から出てるけど、題材はその話ね。
ちぐのさん
実際トロイア戦争ってのはゼウスが人間増えすぎ!ちょっくら減らすか!っていうおっそろしい事考えて起こさせた戦争なんだけど、それをまぁ神様を排除して人間だけで描写したのが、この映画なわけだね。なんというか、かなりわかりやすくストーリーまとめられているから、3時間っていう長時間映画だけど、すごく観やすいと思う。
野口明人
本当にストーリーは単純。トロイという国とスパルタっていう国が、もう長いこと戦争していて疲弊してきたから、そろそろ和平って事にしない?って話が決まった夜。トロイのパリスっていうイケメンクソ王子がスパルタの王女に手を出しちゃう。そしてスパルタからトロイに王女を連れてきちゃうわけ。
ちぐのさん
スパルタの王様は、マジであいつ何してんの?って怒って、その当時巨大な力を持っていたギリシャ諸国の王で、スパルタ王の兄でもある人と共にトロイつぶしちゃる!ってなるのね。ギリシア王的には弟の怒りなんてどうでもよくて、領地拡大出来る、スパルタ王女いい仕事してるじゃんって感じの欲深い人。
野口明人
そんなギリシア王の性格を嫌っていた、その当時の最強戦士アキレス。彼はギリシア王からも嫌われていたんだけど、自分を唯一理解してくれるオデュッセイア王から、歴史に名前を残すならこの戦争に参加しておいていいんじゃない?って説得されてギリシア側につく。
ちぐのさん
アキレスがついた事で戦況は一変、トロイ不利に傾く。神を信じる国トロイは神殿などをぶっ壊され、巫女だったパリスの従妹ブリセイスも捕虜として捕まえられる。気の強いブリセイスに興味を持ったアキレスだったけど、意地の悪いギリシアの王はブリセイスをアキレスから取り上げてしまう。
野口明人
あーぁ、マジもう戦争とかいいや…。やる気なくなったわってなるアキレス。その頃トロイは壊滅的な被害を受け、このままではいけない。僕が原因なんだから僕がこの戦争に決着を付けると言って、パリスはスパルタ王の一騎打ちを申し込んだ。これで生き残った方が王妃をもらう。文句ないだろそれで!ってね。
ちぐのさん
でもさ、イケメンクソ王子、自分の命が危うくなったら逃げちゃったんだよね。あんな情けないやつに俺は姫を取られたのかとスパルタ王は更に激怒。兵士たちみんなが観ている前だったから落とし前を付けさせろ。パリス王子の命もらう!って刀を振り上げた瞬間、パリス王子の兄であり、アキレスと互角なほどの武将だったヘクトルは弟の命を守ろうとスパルタ王を殺してしまう。
野口明人
それを目の前で観ていたギリシア王は、弟殺されちゃったから、もう決闘なんてどうでもいい!トロイを滅ぼせ!って一斉攻撃を仕掛ける。
ちぐのさん
でも、アキレスいないから、ギリシアはトロイの鉄壁の守りに苦戦を強いられ、撤退する。やばー、トロイ舐めてた、やばー。トロイは前回くっそやられたのに意外と戦えちゃったもんだから、今がチャンスじゃね?って言って追撃するのね。
野口明人
その戦況を観てもアキレスはやる気を出さない。ギリシア王はまわりからの助言でアキレスにブリセイス返してあげるんだけど、アキレスとブリセイスはチュッチュブチュチューって愛し合っちゃって戦争に興味ない。ブリセイスはトロイ側の人間だしね。
ちぐのさん
それを観たアキレスの従弟であり、弟子でもあるパトロクロスは、一緒に戦ってきた仲間が死んでるのに何してんだよ!俺はお前みたいな人間にはならない。って言って、アキレスの兜と鎧を来て戦いに行っちゃう。アキレス様がやっとやる気になってくれた!と思ったアキレスの部下達はパトロクロスに付いていってトロイに攻め込む。
野口明人
しかし、そこにはアキレスと双頭の武将であるヘクトルがいる。アキレスと互角なのに、アキレスの弟子であるパトロクロスがかなうはずもなく、パトロクロス撃沈。死んだ後に兜を外すとアキレスじゃないことに敵も味方もびっくり。ヤバイ。アキレス切れちゃう。アキレス激おこぷんぷん丸になっちゃうよ!
ちぐのさん
家の中でブリセイスとイチャイチャしていたアキレスだったが、パトロクロスの死を聞くと、案の定、超サイヤ人に変身。ブリセイスが止めるのも聞かず、ヘクトルに決闘を申込に行く。
野口明人
…と、まぁこんな感じでパリスのイケメンクソ王子の情欲ひとつから、憎しみの連鎖が起こるっていうのがこの映画のストーリーなんだ。今の話でだいたい半分くらいかな。まだまだ続くし、かの有名なトロイの木馬も出てくるけど、どちらにせよトロイア戦争によって、憎しみが憎しみを産み、ゼウスの目論見通りどんどん人間が減っていってるよね。
ちぐのさん
なんていうかな、あれなんだ。この映画、ディレクターズ・カット版を観たんだけど、すげー残酷な描写も付け足されていてさ、観ていて痛々しい。本当に痛々しい。血はぶしゅぶしゅ飛び散るのはもちろんの事、首は平気で吹っ飛ぶし、死体の上を兵士が平気で行進したりする。
野口明人
そういう戦争の生々しい描写ならさ、プライベート・ライアンとか有名所な映画もやっているんだけどさ、この映画で特徴的なのは戦争が戦場だけで終わらないって所なんだよね。
ちぐのさん
あくまでも戦争って兵士と兵士の戦いっていうのが現代の戦争のルールではあるんだけど、古代ギリシアの時代にはそんなルールなんてないから、マジで街ひとつ潰しに行くわけ。家には火を放たれ、女性は陵辱されるし、市民は首をくくられて家の外にぶら下げられる。
野口明人
一番観ていて耐えられなかったのが、泣き叫ぶ赤ちゃんを火の中に放り投げる所…。うわぁぁ…。マジかよ。なんだよコレって感じだった。
ちぐのさん
歴史の教科書とかでさ、○○戦争が起こり、△△が滅びた。なんて一行で書かれていてそれを暗記するだけの授業だったりしたんだけど、その一行にはこんな事が行われていたわけだよね。うん。あんなん勉強してもそりゃー世界から戦争がなくならないはずだよ。
野口明人
そういう生々しい描写とか説明一切省かれてるもんね。もちろん中学生とか高校生の時にそんなの受け止めろと言われてもキツすぎるんだけど、戦争の酷さとか残酷さってなんとなく他人事じゃん。もうなんとなく過去の事になってるじゃん。
ちぐのさん
もちろんこの映画も作り物で、人が考えたものではあるんだけど、実際戦争でそういう事って行われていると思うんだよ。今も至る所で。そう思うとさ、本当に本当に戦争はダメなんだって思う。みんな仲良くしようよって思う。欲捨てようよーって思う。
野口明人
喧嘩になるぐらいなら、みんなではんぶんこでいいじゃん。もう。相手から奪ったらまた誰かから奪われるしかない。負の連鎖しか起きない。それを伝えてくれていると思うんだ、この映画は。
ちぐのさん
ま、そういう残酷な部分だけじゃなくて、この映画はアキレス腱とかトロイの木馬の由来をわかりやすく表現してくれているっていう点も勉強になるよね。本当にわかりやすくカメラワークで表現してくれるから、アキレスのアキレス腱をカメラで映していたときは笑ってしまうぐらいだったよ。
野口明人
うん。つまりさ何が言いたいかっていうと、パリスのイケメンクソ王子、最低って事だ(笑)役を演じているオーランド・ブルームは好きなんだけど、このパリス王子だけは、もう絶対に許さない。ヘタレで卑怯でウンコなんだ。
ちぐのさん
見事に憎まれキャラだったと思う。パリス王子を観ちゃうと、あんなに憎たらしく表現されているはずのギリシア王が可愛く観えてくるもんね。うんうん、わかる。お前の悪はわかりやすいから許せるわーってなる。パリス王子の自分は何も間違ってませんって感じがもう許せん…。
野口明人
しかし、僕は許します。憎しみは憎しみしか産まないからね。
ちぐのさん
…と、話が右往左往してしまった。Amazonのレビューだとあんまり評価高くないんだけどさ、原作からの創作にしては結構いい感じで作られていると思う。アクションもかっこいいし、CGもすごいし。ストーリーが単純なのは、受け取りやすいと捉えよう。3時間難しい話を捏ねくり回されたら疲れちゃうし。
野口明人
ま、興味が湧いたらAmazonのレビューみたり、Wikipediaで調べたりしてみてよ。さらに興味が湧いたら、トロイア戦争について調べてみても面白いよー。

…そんな事を『トロイ』について、きのこの山とたけのこの里が一緒に入っている『きけのこの山里』って言うの出てくれないかな…って考えながら、居酒屋で話すと思います。

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『トロイ』の名言・心をざわつかせた言葉

一緒に来れば、平安はない。追っ手が来るし神々には呪われる。でも愛してる。この身が燃え尽きるまで君を愛す。

ラリサに留まれば安らぎを得られる。よき伴侶を得て、やがて子供が産まれ孫もできる。家族に愛され死んでも彼らの心に残る。でも家族が死に絶えるとあなたの名は消える。トロイに行けば栄光が手に入るあなたの勝利は何千年も語り継がれあなたの名は世に残る。

パリスは時々愚かになるが、見殺しにするよりは千度でも戦おう。

戦では若者が死に老人が語る。いいな、政治に関わるな。

大事なのは忠義より戦いに勝つ力です。

いいことを教えよう。神殿では教えない。神々はうらやんでる。限りある人の命を。いつ死ぬか分からない。終わりがあるからこそ美しい。美貌もいつかは衰える。“今”は二度とない。

息子を愛していた。目を開けた時から、お前に閉じられるまで。

また二人一緒になれる。この世か次の世で。

『トロイ』で心に残ったシーン・実況

  • 0:07:40頃
    あれ、このシーン、ブラピと女性が普通に裸で寝ているだけかと思ったら、女性二人いるじゃん(笑)やはり猛者はモテるんだな。
  • 0:10:10頃
    あんなデカい大男を瞬殺…。せつねぇ。言葉、「うおぉ!」「うぁ…」しか、しゃべってないぞ。
  • 0:33:25頃
    海、むちゃくちゃ綺麗じゃん!
  • 0:52:30頃
    剣を持ってカメラ目線のブラピ(アキレス)がすごくかっこいい。
  • 0:57:15頃
    持っていた盾を一瞬で背中に背負い、華麗に戦うブラピが、アキレスの無双感をひしひしと感じさせて良い。こりゃ強い。そして結構エグいシーンあるな。
  • 1:12:30頃
    猛者のアキレスと王のアガメムノン、どちらが後世に名を残すか。なかなか見ごたえのあるやり取りだった。アガメムノン、すごい悪い顔だな。
  • 1:40:40頃
    うおぉ!この巨大なおっちゃん、盾さえも貫く怪力じゃん!まじかよ!ただ、倒され方が安易すぎるよ…。でも刺されても動じず敵に立ち向かっていく。弁慶じゃ。こいつは弁慶じゃ。口は悪いけどかっこいい巨人であった。
  • 1:45:20頃
    人がアリのように死んでいる…。一体この戦いで死んだ人は何のために散っていったのか。本当に戦争の理由がこんな私的な理由だったら報われない…。くそう…。パリスのやつめ。くそう。
  • 1:54:25頃
    本当に海が綺麗だなぁ。この映画、海が綺麗なシーンが多い。
  • 2:02:00頃
    なるほど!この炎の矢とお団子転がすやつはこうやって絡むのか!昔の人の戦略って面白いな。
  • 2:07:10頃
    あぁぁぁぁぁぁ…。若さゆえの…。哀しい。泣いてもうた。
  • 2:23:00頃
    怒りに燃えたアキレス、かっこいいし強いな…。ヘクトルとの一騎打ちのアクションすげー。これは見ものだ。ジャンプアタックがかっこいい。
  • 2:49:00頃
    うわぁ…。赤ちゃん投げたよ。戦争怖えぇ…。教科書からじゃ学べない事だわ…。
  • 2:57:00頃
    最後までトロイの王様は王様だった…。このおじいちゃんだけは生き残ってほしかった。
  • 2:59:00頃
    これがアキレス腱の由来か。勉強になるな。トロイの木馬やらアキレス腱やら言葉を知っているけど、その由来知らんもんな。良い演出だな。ただ、このパリス王子は完全に憎まれ役だ…。すげー卑怯で、すげー空気を読まない。国の為なのはわかるんだが、どうしても好きになれないな…。弓使ってるし。

『トロイ』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

オススメ大好きちぐのさん
原作となっているホメロスの『イリアス』とアカデミー賞も受賞した『グラディエーター』のような世界観が好きであれば、楽しめると思います。神様と人間。ローマとギリシアなどなど違いがあるかもしれませんが…

『トロイ』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…

野口明人
同じぐらいの長さで古代的なギリシア的な時代背景で神話がらみな映画なら、ぜひ『ベン・ハー』を。こっちは人間のたくましさを知ることが出来ます。かなり面白いので観たことなければ手にとってみてくださいませ。

『トロイ』まとめ

まとめ大好きちぐのさん

さてさて、ブラッド・ピットが出ているから…という理由で昔は観てみた映画だったんですが、ただのイケメン・美女俳優を使っている戦争映画というわけではございませぬ。ところどころショッキングな表現に目を向けてみるといかに人間が愚かであるかがわかる。

いかに人間の欲が醜い結果を産むだけのものかがわかる。愛だの恋だの扱っていますが、実際クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史も変わっていたとか言われるぐらいですから、人間は本当にどうしようもない理由で戦争をはじめたりするんです。

すべては自分だけが良ければなんでも良いという欲が産み出すもの。まさにそれを体現しているのがパリスのイケメンクソ王子。本来ならばラストのシーンでトロイの民から袋たたきにされてもいいのでは?滅びゆく自分たちの国を観て、もっと自分の行いを後悔していいのでは?その苦悩を描いた方がいいのでは?と思うのに、徹底的にそんな姿を描かない。

こいつのせいでこいつのせいでこいつのせいで…。そんな事が何度も頭に浮かんできますが、これが人間。結局ズルいやつは生き残る。

ただ、そういうクソみたいな人間を許さなければならない。こういうやつを否定するとさらなる悲劇を産むだけ。それを教えてくれている映画なのです。

負の連鎖は誰かがどこかで大きな心で許さなければとまらない。誰かが欲を捨て、大きな器で大きな愛で受け止めなければならない。それがガンジーだったりするのかなぁ…。そしてきっとその行動こそが歴史に名を残すという事になる。きっとその姿を見て、知って感化される人がいる。

その人達が多くなっていけば世の中は平和になっていくはず。欲は人間を成長させていく為に必要なのはわかっていますが、欲を捨てることも人間を進歩させるために必要なのだと僕は思います。同じことを繰り返しているといつか成長がとまる。

たまにはその逆のことも行わなければ…。

…うーん。何が言いたいのかわからなくなったな。ま、あれですよ。世界中でいまだに戦争が起きていますが、結局誰かが何かを許せなくて起きてしまっていると思うんです。反戦運動っていうのも戦争が許せなくて行うものでしょう?だからそれを受けて更に戦争が悪化していく。

僕らがやらなければならないのは、許すこと。学ばなければならないのは許すことなんだと思うんです。何かを憎んでとった行動は更なる憎しみを産む。ニュースを見ても「許さない」というコメントばっかりだしね。

許せない。その気持ちを抑え、許してみようからはじめられたら。きっと歴史はもっと違う方向に行くんだと思います。

ではでは、なんというかこんな感じの気持ちになるはずじゃなかったのにな…と思う『トロイ』でした。昔はただの愛みたいなものを扱った映画だと思ったのに、僕も色々とものを考えるようになったんだな。これは成長か?頭が硬くなっただけか…?

よければディレクターズ・カット版を見てくださいませ。

あ、昔書いた感想が出てきたので、引用して終わります。

期待せず観た分だけ、かなりの胸アツな映画だった。

ホメロスの叙事詩「イリアス」を下地に、神話としてのトロイア戦争ではなく、人間ドラマとしてのトロイア戦争を描いたというブラッド・ピット主演のトロイを観ました。

全く期待していなかったし、Blu-rayを入れた瞬間に3時間とか表示されたものだから、なんだかなぁ…なんて気乗りせずに観たにも関わらず、最後は前のめりで画面に見入ってました。

Blu-rayの方は、ディレクターズカット版だったみたいで、いわゆる劇場で公開されていなかった部分を付け足された状態での作品だったので、3時間以上にもわたる作品になっていたようです。それでも、特典でついてきていたウォルフガング・ペーターゼン監督の解説を聞いてみると、ディレクターズカット観ておいてよかったと思いました。え?映画だとこのシーンないの?っていうのばっかりだったので。

この映画、何が面白かったかというと、アキレスという主人公が悪の組織を倒すというわかりやすい構図にはなっておらず、主人公としてアキレスは存在しているけれど、敵軍、味方軍どちらも筋が通っており、善と悪では分けられず、どちらにも感情移入してしまうのです。いわゆる、ガンダムシステム。アムロとシャア、どちらにも言い分があり、戦わなければならない。

それがね、何とも切ない物語を紡ぎだしていて、歴史戦争映画で人がボロッかすに死ぬシーンがわんさか登場するってのに、人が死ぬことが当たり前なんかではなく、敵だろうが味方だろうが、人が死ぬと哀しい。どちらの国もあっぱれなんです。

まぁ、一人、クソみたいなやつがいましたが。いや、二人いましたが。

それはそれとして、この映画残り30分の所でトロイの木馬が出てくるシーンらへんからが本当に胸アツで面白い。この30分の為の前フリだったんじゃないかって思ってしまうぐらい、ラスト30分の詰め込み方が素晴らしいです。

現在でも、この映画で使われた巨大トロイの木馬は海外のどこかに行けば観れるらしいので、一度は観てみたいかな。

下地になったイリアスという本は持ってはいるんですが、読んでなかったので、かなり改変されているらしいんですが、読んでみたくなりました。

それと、この戦争のきっかけになったエレン役のダイアン・クルーガー、本当に綺麗っす。でも、アキレスを魅了したブリセイス役のローズ・バーン、すごく魅力的だったなぁ。

なんか、映画って期待せずに観るといい作品だったってことが多いなぁ。

…出来れば、この映画も期待せずに観てください。最後の感動の為に。

ではでは。

…同じ映画なのにこうも感じ方が違うとは。自分って一体。

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トロイ
  • ストーリー - 66%
    66%
  • キャラクター - 71%
    71%
  • 演出 - 76%
    76%
  • 映像 - 86%
    86%
  • 音楽 - 55%
    55%

レビューまとめ

ストーリーは単純なのであまり点数は伸びませんが点数ほど悪いものでもありません。わかりやすくていいなという感想です。キャラクターはクッキリとしていていいかな。もう少し苦悩とか描いていたらもっと魅力的になったかなとは思います。演出は所々光る所があります。映像は圧倒的に綺麗な部分があるので高得点です。音楽はほぼ意識に残りませんがそれだけマッチしていたと受け取ってみました。

71%
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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

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ABOUTこの記事をかいた人

四国で歩き遍路中。えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!