洋画

『シャイニング』を観た。この映画の原作変更は受け入れられない…。

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シャイニング - 映画情報
  • 公開:1980/05/23
  • 監督:スタンリー・キューブリック
  • 出演者:ジャック・ニコルソン
  • 製作国:イギリス,アメリカ合衆国
MOVIE REVIEWS

前回に引き続きスタンリー・キューブリック監督の作品、シャイニングを観ました。原作変更問題で明らかに失敗している作品なんじゃないかな?と思う。

この作品は1980年とちょっと古めの作品ですが、あまり古さを感じない映画です。それはおそらくスタンリー・キューブリックの撮り方が上手いからでしょう。でもやっぱり僕は前回観た「時計じかけのオレンジ」同様、この監督の作品が好きになれないや。

「時計じかけのオレンジ」はストーリーがダメだったから、好きになれないのかなって思っていたんだが、今回の作品の作り方をみてみても、どうやらやっぱりスタンリー・キューブリックの脚本が好きになれないのだと思った。

この映画には原作がありまして、スティーヴン・キングの同じ名前の小説、シャイニングを元に作られている映画なんです。よくよく、原作レイプなんて言葉がありますが、この作品なんて特にそんな感じ。

あらすじを少々。

冬になると雪がすごすぎて閉鎖してしまうホテルの冬の間の管理人を探している所へ、小説家志望の所帯持ち、ジャックが申し出をする。契約をするにあたって、ホテルのオーナーから説明されるには「このホテルにも昔、管理人がいた事にはいたんだけれど、冬の間に孤独に気が狂った主人が娘二人と妻をオノで殺し、自分も銃で頭をぶち抜いて死んじゃったんだ。それ以来、その話をするとみんなビビっちゃって管理人が決まらないんだよ」と。

その説明に対してジャックは「大丈夫です。うちの奥さんはホラー映画とか大好きですし、孤独な環境の方が執筆にも集中できそうです」と答え、見事ホテルでの管理人をお願いされる。

妻(ウェンディ)と息子(ダニー)、そしてジャックの三人でホテルに向かい、冬を迎える前の最後の日。ホテルで務める黒人のコックから食料などの説明をされる。その時、その黒人のコックには不思議な力(シャイニング)があるのだが、そのシャイニングが息子のダニーにも備わっていることに気が付いた黒人のコックは、ダニーにこのホテルには何かがあるから気を付けなさいと忠告する。

そして案の定ホテルに冬が来て、三人で過ごすようになると、主人のジャックは徐々に頭がおかしくなり、前の管理人と同じようにオノで家族を殺しにかかるという話。

正直、原作ではホテルの悪霊の影響で徐々に頭がおかしくなるジャックとか、シャイニングがどうのとか色々と細かい所があって、面白い内容になっている。しかし、スタンリー・キューブリックはその原作をほぼ別物に改変し、ジャックがただ単に仕事のやりすぎで頭がおかしくなってしまっただけの存在に扱っているし、シャイニングの存在意義がほぼ皆無です。

これじゃ、タイトルを「シャイニング」にしている意味が全くない単なるホラー映画です。

もちろん、怖いのは怖いのよ。音楽の使い方とか映像の撮り方とかそういうので上手く恐怖を煽るように映画が作られている。でもね、それに固執しすぎてストーリーがちんぷんかんぷんなのじゃ意味ないんじゃないかなと思うのだが。

スタンリー・キューブリックは完璧すぎる完璧主義者として有名みたいなんだけれど、それなら原作なしで自分で作ったほうがよかったんじゃないかな。この映画は支離滅裂。なんでAmazonで評価が高いのか、若干わかりません。

うん。

映像は面白いのに映画が面白くない。そんな印象です。

ただ、これでスタンリー・キューブリックは合わないと決めつけずに、まだ何本かTSUTAYAで借りてあるので、もう少し様子見てみようと思います。

ではでは。『シャイニング』でした。

あ、奥さんの演技は神がかってます。そして息子の三輪車をこぐシーンの撮り方も神がかっています。そこは素晴らしいと思いました。はい。

ABOUT ME
野口 明人
えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!

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