『シックス・センス』をオチだけの映画だと思ってたら鼻パンチされた

シックス・センス

公開:1999/08/06

監督:M・ナイト・シャマラン

出演者:ブルース・ウィリス

製作国:アメリカ合衆国

『シックス・センス』は本当におすすめ出来る映画か?

野口 明人
『シックス・センス』のレビューをするのは僕。
REVIEW - 映画レビュー

『シックス・センス』という映画は、その昔、好きな子を誘って映画館で観た。その当時は「オチがすごかったねー」なんて言ってぎこちない会話をしながら大戸屋でチキンかあさん煮定食を食べたのだが、正直、映画を観ること自体慣れてなかったし、女の子と映画なんて心臓バクバクで、なおかつ選んでしまったジャンルがホラーっていう感じで、映画の内容うんぬんより心のドキドキがうるさかった記憶の方が強い。

前回観た『ソードフィッシュ』がどんでん返し系の映画だったので、その『シックス・センス』を思い出し、ちゃんと観てみるかと今回にいたるわけですが、オチを知っていてなおこんなに面白かったのかと感動しました。そしてホラーでこんなに涙腺緩むのかと…。

この映画、オチばっかり取り上げられますが、大人になってから観てみると色々と見えてくるものがあるのです…。

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10秒でわかる『シックス・センス』のストーリーのまとめ

児童心理学で市から授与された市民栄誉賞を額に飾り愛する妻とともに眺めていた小児精神科医のマルコム。一人の怯えた青年ヴィンセントが家に不法侵入しマルコムは銃で撃たれてしまう。10年前カウンセリングを施した少年がヴィンセントだった事を知った彼は自分の行いが子供達を救ってなどいなかった事を思い知らされ絶望する。その一年後マルコムは同じ症状で悩むコールという少年と出会い、失った自信を取り戻そうと苦心するのだが…

もし、あなたに居酒屋で『シックス・センス』ってどんな映画?あらすじは?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、ホラー映画という皮を被ったヒーリングの物語だと思う。
野口明人
ハーレイ・ジョエル・オスメントとブルース・ウィリスがどかーんと評価を上げた作品で、ラストのオチをバラすなよっていう前置きがあるぐらいどんでん返しの代名詞的な作品なんだけど、実際、一回目映画館で観た時は“話題だったから”ってのと“オチすごかったな”っていうイメージしか持ってなかったんだよ。
野口明人
それをさ、10年以上経ったこの歳になって観てみたわけ。あれじゃん?普通さ、ネタバレ厳禁の映画ってオチを知ってる時点で面白さ半減すると思うじゃん?
野口明人
でもそうじゃなかったんだよ。この映画、大人になってから観ると全く別のイメージを持った映画に思えてきたんだよね。オチうんぬんよりも、ホラーの形を取ったヒーリングの映画みたいな。もしオチのどんでん返しがなかったとしても考えさせられる映画だなぁって。
野口明人
まぁ、結構酷評している人もいたけどね。オチわかっちゃうとただのつまらない映画だ!的な。多分、僕も10年前の自分だったらそう思ってたと思う。でもなんか今回観てみたらだいぶ感じ方が変わったんだよ。
野口明人
小児精神科医の主人公ブルース・ウィリスが、実は自分がやってきた事は間違っていたのかもって、化物と呼ばれ傷ついてきたヴィンセントに銃で撃たれてから気がつく。それからは自信をなくしちゃって奥さんは口も聞いてくれなくなっちゃうし、自分の知らない男が奥さんにちょっかい出すようになってるし。
野口明人
そんな彼はハーレイ・ジョエル・オスメントと出会って、若かりし頃のヴィンセントに重ねてね。彼を救うことが出来ればヴィンセントを救えなかった自分の自信を取り戻せるんじゃないかってなるわけ。
野口明人
実際ハーレイ・ジョエル・オスメントは周りには化物と呼ばれてたし、彼の周りには不思議な事が起こり続けてた。母親に本当の話をしたいけど、母親に化物と呼ばれるのが嫌だから話せない。母親も息子を愛してるのにどうしたらいいのかわからず、周りからは虐待をしているのではないかと疑われて疲れ果てる。
野口明人
このハーレイ・ジョエル・オスメントとその母の関係がさ、この映画のミソ。近くて一番わかっていて欲しい人にわかってもらえない。お互いが相手の事を思っているのにわかりあえない。相手の事を思っているからこそ気持ちがすれ違う。そんな二人がわかり合うためにはどうしたらいいか。それがこの映画を通して教えてくれる事。幽霊が見える少年。なぜ幽霊が見えるのか。幽霊に怯える少年。幽霊と少年。母親と息子。ホラーの形を取ったヒーリングっていうのは、幽霊との関わり方を通して母親との関わり方を学ぶ所にあるんだと思うんだよね。
野口明人
ネタバレ厳禁だからあまり詳しい話は出来ないんだけどさ、調べたら『アザーズ』っていうニコール・キッドマンが出てる映画がすごい似ているみたいだから、そーゆー映画が好きなら、この映画が好きかもしれない。僕はまだ観たことがないから次にでも観てみようと思うんだけど。評価もすごい高いし。
野口明人
ま、興味が湧いたらAmazonのレビューみたり、Wikipediaで調べたりしてみてよ。まぁ、Wikipediaにはネタバレががっつり書いてあるから、観てから調べるのがいいかもね…。
野口明人
ただひとつだけ気になるのがさ、最後に母親とハーレイ・ジョエル・オスメントが理解し合う所で、自分が幽霊が見えるというのを母親にわかってもらうために、おばあちゃんがこう言ってたんだって伝える部分があるんだけど、日本語字幕だと「ママはお墓へ行って、質問をしたと。質問の答えはーー“もちろんよ”。どんな質問をしたの?」「わたしを愛してくれてた?」ってなってるんだ。
野口明人
でも、英語で聞くと“もちろんよ”は“Everyday” って言ってるし“わたしを愛してくれてた?”は“Do I make her proud?”って聞こえるんだ。これ、日本語の意訳より、英語の直訳の方が感動すると思うんだけど、どうかな…。

…そんな事を『シックス・センス』についてサッポロ黒ラベルでも飲みながら居酒屋で話すと思います。

『シックス・センス』の名言

僕を救ってほしい。手品ができるんでしょ。

僕らは話し合ってきた。君も母親と素直に話すべきだ。

「僕を化け物と?」「私の顔を見て。そんなこと絶対にないわ」

『シックス・センス』のおすすめポイント

野口明人
ホラーが苦手な人でも観てほしい。若干、音響による驚かしとかはあるけど、怖さよりも観終わった後の安らぎの方がデカい映画だと思うから。あと、前回観た『ソードフィッシュ』でも言ってたけど、人間の思い込みって面白いよね。その思い込みを利用した映画です。

まとめ

映画の冒頭にネタバレを絶対に友達に言うなよ?って言っていたぐらい、ラストのオチにかけていたシックス・センス。…っていうのが、若い頃に観た印象だったけど、時間が経って、僕自身も色々と経験して考え方などが変わったのか、今この映画を観てみるとここまで印象が違うものなのかとびっくりした映画でした。まさに顔面をバチコーンと殴られた気分。

完全にどんでん返しを楽しもうと思って観た映画だったんですけどね。新しい発見だな。

もしかしたら、昔観てむちゃくちゃ名作じゃん!って思ったものが今観てみるとそうでもなかったり、昔は駄作だと思ったものが今観てみると名作にしか思えなかったりっていうのがあるのかな。だからこそ映画って面白いよね。

まぁ、映画に関わらずかもしれないけど、その時の心情だったり、経験だったり、自分の人生の過ごし方によって、同じ作品でもこうも観え方が違ってくるものかと。

でも確かこういう見方は芥川龍之介は嫌っていた気がするけど。作品は作品で独立するべきだ的な。あれ?この主張は谷崎だったかな。忘れてしまった。

あれだね。面白いもんはいつまで経っても面白いっていう表現もあるけど、面白くなくなても時間が経ったら面白くなってくるっていうのもあるのかもしれないね。そう考えるとすべての映画は全部面白いのでは。面白くないと感じるのは自分が悪いのでは…。

あれ?

もっともっと映画を楽しむ為に、人生経験値あげていこう。

ではでは、そんな第六感を鍛えようと思わせてくれた映画『シックス・センス』でした。

あ、ちなみに日本語吹き替え版のハーレイ・ジョエル・オスメントの声はクレヨンしんちゃんの人です。

野口明人
では、最後に『シックス・センス』の採点…
シックス・センス
  • ストーリー - 85%
    85%
  • キャラクター - 90%
    90%
  • 演出 - 85%
    85%
  • 映像 - 75%
    75%
  • 音楽 - 65%
    65%

レビューまとめ

大人になってから観てみると、若い時に観たイメージと全然違う映画ってあるよね。それがまさにこの映画だった。ラストのオチだけの映画じゃないよ。

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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!