『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は観る度に泣き方が変化…

グッド・ウィル・ハンティング旅立ち

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

公開:1997/12/05

監督:ガス・ヴァン・サント

出演者:マット・デイモン

製作国:アメリカ合衆国

REVIEW - 映画レビュー

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を初めてみたのは5年前。2ちゃんねるか何かでオススメされていたから観てみた系の映画だった気がする。

あの時は、大好きなロビン・ウィリアムズも出ているし、なんとなくいい映画だなぁ、ほんのり泣けるなぁ…って感じの感想だったけど今回観てみたらほんのりどころではなく号泣レベルだった。泣きすぎて吐くかと思いました。

主人公が恵まれすぎてるとか、設定がありえないとか、この映画の一体何がいいのかわからない…というマイナスレビューがあるのもわかるけど、登場人物がほぼ良い人で構成されている映画って、あぁこんな世界だったらいいのにって夢を観させてくれて好きなんですよね。

あと、あの頃には気がつかなかった新しい発見もあって…。

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10秒でわかる『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のストーリーのまとめ

天才的な頭脳を持ちながらも子どもの頃に受けた虐待が原因で非行を繰り返す少年ウィル。妻の死によって失意の中にいる精神分析医のショーン。二人が出会い、交流する中で成長していくヒューマンドラマ。

もし、あなたに居酒屋で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、“天才を皆で立ち直らせようとする映画”なんだ。…なんて事を言うと悪意を感じちゃうかね。
ちぐのさん
主人公であるウィルを演じるのはマット・デイモン。このウィルはバイトでマサチューセッツ工科大学の清掃員をやっている。掃除中にウィルは黒板に書かれた問題を発見し、みんなに知られないように黒板に解答を書き残す。
野口明人
その問題はマサチューセッツ大の、どの学生も解けない難問で、数学界のノーベル賞を受賞した教授のランボーが遊び心で出したものだった。
ちぐのさん
いとも簡単に問題を解かれてしまったランボーはその解答者を探すが、その正体は学生でもなければ鑑別所入りを繰り返す素行の悪いバイト清掃員。
野口明人
スラム街に生まれながら、天才的な頭脳を持つウィル。自分の才能に気が付きながらも、育ちの悪さや、子供のころに虐待されていたこともあって、非行ばかりを繰り返していたわけだ。
ちぐのさん
ランボーは面倒を見ることを決意し、保釈の条件として、一緒に数学の問題を解きながら、メンタルセラピーを受ける事を言い渡したが、ウィルはどのセラピストにも反抗的で、正直お手上げ状態。
野口明人
ランボーは最後の手段として、自分とは仲の悪かった同級生のショーンにカウンセリングを依頼する。ショーンは現在大学で心理学を教えているが、その実、妻の死によって孤独に苛まれ苦しんでいた。
ちぐのさん
このショーンってのがロビン・ウィリアムズでね、まぁ、二人の傷を負った人間が関わり合うことでお互いに心を通わせ、時にはぶつかりながらも成長していくヒューマンドラマなわけだよ。正直な所で言うと、この映画、それほどの派手さもなければ感動を無理やり引き出すような演出もない。
野口明人
というのも、まだ無名だったマット・デイモンが大学の脚本の授業の為に書いた戯曲ってのがこの映画のスタートらしいんだ。マット・デイモンが脚本を書いたんだぜ。
ちぐのさん
そして、ウィルの親友であるチャッキーを演じたベン・アフレックは、実際の私生活でもマット・デイモンと親友みたいでさ、その戯曲を見せてもらった時に映画にしようぜ!ってなったらしい。
野口明人
実際に映画化するまでは結構時間はかかったみたいなんだけど、最終的にアカデミー賞の脚本賞取っちゃったんだもんね。すごいよね。大学の授業で書いた作品がアカデミー賞だよ。
ちぐのさん
まさにウィル!マット・デイモンってハーバード大学の学生だったんだね。マッド・デイモンといえばオーシャンズ・イレブンでしか知らなかったのだけれど、こんな才能があったなんて。映画をいかに観てこなかったか。知らないことだらけだね。
野口明人
しかも、ウィルと一緒に行動していた友達3人のうちの一番キャラが濃かったモーガンってのがいるんだけどさ、ベン・アフレックの弟らしいんだよね。ケイシー・アフレックってこれまた有名人。全然知らんかったよ…。
ちぐのさん
そんな感じの実生活と作品とかちょこちょこリンクしてくる作品ではあるんだけど、何よりもウィルの才能を潰そうっていうヤツが一人も出てこない映画ってのがいいよね!
野口明人
なんというか完全に偏見かもしれないけどさ、そういう才能を持った人がいると日本だと必ず妬む嫌なヤツが出てくると思うんだ。その嫌なヤツのイジメに負けずに頑張る主人公的な。
ちぐのさん
そういう作品もあってもいいんだけどさ、この作品はそうじゃない。とにかく登場人物がみんな温かい。特に友人3人がもうね、まぶしすぎるほどいいやつ。こんな友達いたら泣いちゃうよ!ってぐらい。超羨ましい。
野口明人
もちろん、ストーリーの主軸はウィルとショーン、つまりマット・デイモンとロビン・ウィリアムズの心の交流なのかもしれない。でも僕が本当に心を射抜かれたのはウィルとチャッキーの関係性なんだ。マット・デイモンとベン・アフレックね。
ちぐのさん
いつも一緒にバカやっている友達。それも楽しい。でも、もし20年後も同じようにお前が工事現場なんかで働いてやがったら俺がぶっ殺してやる。そう言ってくれる仲間よ。
野口明人
才能をムダにするなと言える友達。出る杭は打たれる事の多い日本人の意識からすると、もうねなんか目頭が熱くなっちゃうよね。
ちぐのさん
そんな友達がサプライズで21歳の誕生日に車をプレンゼントしてくれる。車と言ってもみんなろくな職にも付けず毎日飲み歩いていてお金もないから、廃材から拾ってきた部品などを組み合わせたり、自分たちで塗装したオンボロの車。
野口明人
でも、そのオンボロの車はウィルにとっては最高にピカピカに光り輝く車に見えたと思う。もうね、こういう友達が欲しかった僕からしてみるとこの友情感がたまらないんだよね。
ちぐのさん
そんな仲間と一緒にいたいと思うウィルの気持ちと、こんな俺らと一緒にいてはいてはいけないという仲間の気持ちに胸が熱くなって、(´;ω;`)ブワッ…だったね。
野口明人
ロビン・ウィリアムズが好きだから、ロビン・ウィリアムズ目的で観たつもりだったのに、その他の所でも心掴まれまくり。こういう映画で涙が止まらなくなったのは歳取った証拠なんだろうか。
ちぐのさん
恋人との関わりの中で「愛してない」と言った時のウィルの心の中ときたら、考えるだけでうるうるしてしまうとかね。本当は好きなのに捨てられるのが怖いから、自分から先に離れてしまう。うぉぉ。。。すげーわかるよーー!ってなった。新しい人との距離って難しいよね。仲良くなった分だけ失うの怖くなるもんね。
野口明人
様々なレビュー読むとさ、設定がありえないとか、主人公に共感出来ないとかあるけどさ、ファンタジーだと思ってさ、その他の部分に目を向けてみたらこの映画すごない?こんなにいい人ばっかりいるんだぜ?って感じだ。
ちぐのさん
映画はリアルを描くのもありだ。そして理想を描くのもありだ。こんな世界存在しないと否定する事も出来るけど、こういう世界あったらいいなと夢見る事も出来る。
野口明人
どっちも出来るんだったら、僕は後者の映画だと思ってこの映画を観たい。こういう友達欲しいもん。こういう天才をみんなで立ち直らせようとする社会いいなーって思うもん。出る杭を叩かずに引っ張ろうとする世界いいもん。
ちぐのさん
ま、興味が湧いたらAmazonのレビューみたり、Wikipediaで調べたりしてみてよ。レビューは高評価の中にチラチラすげー低い評価の人がいるって感じだから、色々な意見読む事出来て楽しいよ。

…そんな事を『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』についてサイコロキャラメルの箱を転がして1を連続で何回出せるか挑戦しながら居酒屋で話すと思います。

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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の名言・心をざわつかせた言葉

毎日6セント払えば一週間後に食わせる。この世に無料のものはない。ちゃんと払え。お前のお袋は毎日10ドルずつ積み立てて一年かけてソファを買ったろ?

“自由”は魂が呼吸する権利。呼吸を奪われた魂は絶命する。

妻を汚すようなことを言うな!殺すぞ!

僕にとってはどうでもいいことだ。君から学ぶことは何もない。本に書いてある。君自信の話なら喜んで聞こう。君って人間に興味があるから。

癖を欠点と考える人間もいるが、とんでもない。愛してれば恥ずかしさなど吹っ飛ぶ。君だって完ぺきから程遠い。彼女だって完ぺきじゃない。だが問題は、君らが互いにとって完ぺきか。そこが大事なんだ。

彼女に話しかけてなかったら今も後悔してたろう。ナンシーと暮らした18年に後悔はない。彼女が病気になり仕事を辞めた6年間もね。

職業に上下はない。どんな職業だろうと人の役に立つんだ。

お前は自分を許せても、おれは許せない。

毎日お前を迎えに行き、酒を飲んでバカ話。それも楽しい。だが一番のスリルは車を降りてお前んちの玄関に行く10秒間。ノックしてもお前は出て来ない。何の挨拶もなくお前は消えてる。そうなればいい。 

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で心に残ったシーン・実況

  • 0:06:15頃
    鏡に文字書くのとか、ホラーでよくあるけど、この行為自体は結構憧れだったりするよなぁ。かっこいいなぁ。
  • 0:18:00頃
    インテリ野郎にもっと上の知識でギャフンと言わせるマット・デイモンかっちょいい。
  • 0:33:10頃
    登場するだけでオーラを放つロビン・ウィリアムズの存在感がすげぇ。
  • 0:41:20頃
    ロビン・ウィリアムズがマット・デイモンの首を絞める時の顔が鬼気迫る演技で珍しい。いつもニコニコかシュンとしている静のイメージだから、ギャップでゾッと鳥肌が立った。
  • 0:57:00頃
    マット・デイモンが顔クッシャクシャにして笑っているのなんかいいな。
  • 1:26:50頃
    つれー…。言えるなら言ってとは言ったが、本当に言われてしまうとは…。つれー。
  • 1:38:00頃
    ここのマット・デイモンを突き放すロビン・ウィリアムズの演技がすげぇ。本当に冷たい目をしている。
  • 1:42:10頃
    「親友だからハッキリ言おう」から始まるベン・アフレックのマット・デイモンに語る突き放しのシーンが何度観ても震える。
  • 1:49:00頃
    あれ…。ロビン・ウィリアムズの君は悪くないという言葉に涙が止まらないんだが…。
  • 1:55:00頃
    うおおおおお。ボロいのにすごい温かいプレゼント。マジでこれは嬉しい。こんな友人いたら人生幸せだなって思う。こんな宝物他にないだろ…。いいなぁ。これはいい。
  • 2:00:40頃
    ベン・アフレックの苦笑いがたまらん。
  • 2:05:50頃
    地味にエンディングロールの演出いいよなぁ〜。

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

オススメ大好きちぐのさん
グッド・ウィル・ハンティングに比べてちょっと哀しい雰囲気も漂うけど、ロビン・ウィリアムズは先生役がなんて似合うんだろうと思う作品。

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…


野口明人
ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズという僕にとってむっちゃくちゃ贅沢な組み合わせ。もう涙腺が崩壊してしまうというぐらい、この映画では泣いてしまう。これまたロビン・ウィリアムズが物語を通して成長する系の先生役をやっていますので、よろしければ観てくださいませ。

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』まとめ

友情が良いと言ってきましたが、当然ながらロビン・ウィリアムズもいいです。ロビン・ウィリアムズはなんでこんなに優しい演技が出来るんだろう。喜怒哀楽。喜んでいる時はもちろん、怒っていても優しさを感じる。哀しんでいても優しさを含み、楽しんでいる時はとにかく優しさの塊。

うん。いいよね。本当にこの人の演技って。特に先生役みたいな何かを人に諭したりするような事がある役がぴったりな気がする。日本で言うと誰だろうね。山﨑努とか、武田鉄矢?…いや、似たような魅力を持つ俳優さんは思い浮かばぬ。

この人が狂気な演技をした作品っていうのもあるみたいだから、いつか観てみたい。ストーカーとか、全然想像出来ないがきっとすごい怖い感じで演じられちゃうんだろうなぁ。

あ、グッド・ウィル・ハンティングのまとめだった。とにかく優しい雰囲気が流れる映画なので、何かに挫折したりした時に観てもらいたいです。失敗したり、凹んだり、不幸な気分の時ってどうしても人を拒絶したくなるものだし、人を信用出来なくなる事もあるけど、こんな世界の人たちがいる事を知ったら、ちょっとは勇気出せると思うんですよ。

この映画に悪い人はいない。そこに価値がある。みんな温かい。みんな優しい。自分を貶めたりする人なんていないんだって事を知ったら、ちょっとぐらい頼ってもいいかな。ちょっとぐらい人の言葉に耳を傾けてもいいかなって思うはず。

こんな脚本を書けたマット・デイモンとベン・アフレックってすごいよ。うん。時間が経ったらまた観てみたいな。その時はどんな感じの涙が流れるんだろうか。落ち込んでもこの映画がある。そう思って、思いっきり生きてみようと思いました。

ではでは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でした。

あ、この映画の中で彼女が話をしていた50年目の夫婦の話だけをなぜかずっと覚えていて、あー、この映画の中の話だったのかぁ!と思い出したのでした。パトカーに乗って帰ってきてしまったおじ貴の話も秀逸な話だと思う。小話って面白いよね。

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
  • ストーリー - 78%
    78%
  • キャラクター - 93%
    93%
  • 演出 - 87%
    87%
  • 映像 - 80%
    80%
  • 音楽 - 78%
    78%

レビューまとめ

ストーリーはちょっと平凡かもしれないけど、出て来る登場人物が温かい。アカデミー賞脚本賞を取った作品を平凡とか言っちゃってるけどね。ストーリーは普通です。期待通りな感じ。とにかく人と人の関わり合いが素晴らしい作品です。ラストのエンディングロールで車が去っていくシーンも未来を感じさせるものがあって素晴らしい。

83%
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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

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ABOUTこの記事をかいた人

四国で歩き遍路中。えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!