『キューブ』は一つの部屋の恐怖。本当に怖いのはトラップではない…

キューブ

公開:1997/09/09

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

出演者:モーリス・ディーン・ウィント

製作国:カナダ

REVIEW - 映画レビュー

『キューブ』はカナダのホラー?サスペンス?どうやら面白いらしいのでとりあえず観てみる事にしました。

ヴィンチェンゾ・ナタリという監督の作品。続編があるらしいですが、監督は代わってしまったようです。このキューブだけがヴィンチェンゾ・ナタリが監督したもの。属に言う“ソリッドシチュエーションスリラー”ってやつの代表なのだそうだよ!

アイディア一つでここまで面白くなる!

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10秒でわかる『キューブ』のストーリーのまとめ

目を覚ますとそこは謎の立方体空間。なぜこんな所に閉じ込められているのか。扉は各面にひとつずつ付いており、どの部屋に移動しても同じような立方体空間が続く。そして間違った部屋に入ってしまうとトラップが発動し死んでしまう。同じように閉じ込められた6人は力を合わせて脱出を試みるが…

もし、あなたに居酒屋で『キューブ』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…

野口明人
この映画は一言で言えば、“極限状態に追い込まれた人間を撮った映画”なんだ。設定は本当にシンプル。登場する役者は7人しかいない。殺し合うデスゲームとも違う。
ちぐのさん
箱に閉じ込められその理由もわからない。でもとりあえず道は用意されている。上下左右前後すべてに扉があり、どこを開けても同じように見える箱。脱出するためにはとにかく移動しなければいけないけど、間違った箱を選んでしまうとトラップによって死んじゃう。
野口明人
それでも色々と頭を使いながら気をつけて移動していくうちに自分と同じような状況の人間に出会い、全部で6人集まる。この6人と最初のプロローグで死んじゃう1人しか出てこないんだ。この映画、本当に。
ちぐのさん
この映画の面白い所はまさにここからで、極限状態に追い込まれた人間がどんな事をするのかってのを酷な程描いているんだよね。正義感を振りかざすもの。人を蹴落としてでも生き延びようとするもの。人に助けられないと生きられないもの。人に利用されるもの。利用するもの。様々なタイプの人間が集まっているけど、みんな思いは一つ。自分は生き延びたい。
野口明人
なぜ閉じ込められているのか訳も分からず死にたくないし、死ぬのもトラップによって一瞬だからね。ちょっとしたヘマが死につながる。しかもそれだけじゃない。トラップだけじゃなく、人間関係によっても殺されてしまうかもしれない。
ちぐのさん
トラップを避けながらと言ってもこちらにあるのは今着ている服と靴だけ。靴を投げたり服を結んだり、様々な事をしてトラップを回避したけど資源も底をつくと、次に考えるのは他人を犠牲にすることしかない。
野口明人
そんな風な状況だから、たった今出会ったばかりの人間との関係も考慮しなければならない。まさに極限状態。
ちぐのさん
ま、そんな感じの内容なんだけど、とにかく場面は一部屋しか出てこない。この映画のタイトル通り、キューブ(CUBE)、つまり立方体の箱部屋が舞台。すごい低予算なんだそうだよ。
野口明人
その一つの箱部屋を何色も色分けして、視聴者には何部屋もあるように見せかけているのだけど、これが実に緊迫した怖い映画。色による演出も結構よく出来ててね。
ちぐのさん
終始、謎は明らかにならない。そのわけのわからない状況下でトラップを潜り抜けなければならないという常に死と隣り合わせの現状が、人間の精神を崩壊させていく。 すると人間はどうなるか?ぜひ観て確かめてみてね。個人的にはレブンという眼鏡の女の子が覚醒していて才女に弱い僕はメロメロだったわ…。
野口明人
警察官役のクエンティンもいい感じで狂っていくけど、狂った後よりも、まだ微妙に冷静さが残っている時に時折見せる狂気な眼差しの方がすげー怖い…。これ観たら、警察官ちょっと嫌いになりそうだ。フィクションだけど。妙な正義感は狂気と隣り合わせなんだなぁ…なんて感じちゃうからな。
ちぐのさん
ま、興味が湧いたらAmazonのレビューみたり、Wikipediaで調べたりしてみてよ。Amazonのレビューは色んなバージョンのDVD出てるから分散しちゃって色んな商品のやつ観ないと行けないから面倒だけど概ね評価高いよ。

…そんな事を『キューブ』について冷奴に醤油たらしながら居酒屋で話すと思います。

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『キューブ』の名言・心をざわつかせた言葉

しゃべるな。想像もするな。目の前のことだけを考えろ。

待ってても解決しない。俺は行動で答えを探す。

机はデカいが仕事は小さい。陰謀など無縁だ。

誰もがヒーローにはなれない。

誰も彼もがシステムの一部なんだ。

命が危険になっても人間性は大切よ。

「生きるに値するものが外には何もない」「何があるの?」「人間の果てしない愚かさだ」「それでも生きるわ」

『キューブ』で心に残ったシーン・実況

  • 0:03:50頃
    開始早々、これは衝撃的過ぎる…。
  • 0:19:50頃
    脱獄のプロ、レン。カッコつけた瞬間にこの結末は可哀想だわ…。流石に不謹慎ながらも笑ってしまった。
  • 0:27:50頃
    警察官クエンティンの目線が怖い…。
  • 0:41:30頃
    赤い部屋で演説するっていうのがにくい演出だなぁ…。今まで脱力的だったワースの顔が急に力強く見え始める。
  • 0:53:45頃
    音を立ててはいけないというトラップにドキドキ。こっちまで静寂にならなきゃという気分になってくる。
  • 1:01:15頃
    クエンティンの顔、こわっ…。この映画中、一番悪い顔の瞬間だわ…。
  • 1:02:30頃
    レブンが落ち込んで部屋の隅っこに座り込むシーン。このカメラの構図、妙に印象的。
  • 1:21:40頃
    おい…。マジかよ。そんな事言うなよ…。
  • 1:24:00頃
    絶望的過ぎる…。持ち上げて落とされるとは…。
  • 1:25:25頃
    壁に付いた血だけで結末を語る感じね…。うわあぁあ…。

『キューブ』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など

オススメ大好きちぐのさん
閉じ込められて逃げ出すと言えば、やっぱりこれでしょう。ただし、SAWのようにはっきりとした説明もないし、支配者もいない。恐怖へのルートが違うのでSAWがダメでもCUBEはイケる。CUBEはダメだけどSAWならイケるっていう人もいるかもしれない…。

『キューブ』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…

野口明人
SAWを出してしまったので、次に観て欲しい似ている映画が思いつかない…。とりあえず、怖いのは何よりも人間が狂っていく事という点でシャイニングをあげておきます。

『キューブ』まとめ

まとめ大好きちぐのさん

低予算でもアイディア一つでここまで人の恐怖を駆り立てる事が出来る。ホラー映画って特殊効果とかなくてもいいんだって新しい発見でした。

基本的にホラーは苦手なんですが、これは違った意味で怖さの琴線を攻めてきたので、ある意味大丈夫で、ある意味考えさせられました。…ある意味のオンパレード。

一味違ったホラーが見たければぜひ。

それとコレは特典映像に入っているんですが「Elevated」という短編映画も面白かったです。20分ほどの内容でこれもキューブのように始終、個室、エレベーターの中だけで話が進みます。登場人物はキューブにも出てきた人も使われています。

この監督は空間の使い方がうまいんですね。ひとつの部屋でもこんなホラーが出来るなんて面白いもんです。

キューブ』でした。

野口明人
では、最後に『キューブ』の採点…

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キューブ
  • ストーリー - 63%
    63%
  • キャラクター - 88%
    88%
  • 演出 - 86%
    86%
  • 映像 - 76%
    76%
  • 音楽 - 54%
    54%

レビューまとめ

密室脱出物の元祖なんだそうだよ。アイディアに脱帽しつつ、本当に怖いものを見せられてゾッとしてしまった。すげーなこの映画。

73%
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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

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ABOUTこの記事をかいた人

好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!