『インセプション』でわかったこと。クリストファー・ノーランは天才

インセプション

公開:2010/7/23

監督:クリストファー・ノーラン

出演者:レオナルド・ディカプリオ

製作国:アメリカ合衆国

REVIEW - 映画レビュー

こんな感じのSFがあるとは。『インセプション』のすごく考えられた設定と観ていて驚かされる映像美。そしてハラハラが続くアクション。『メメント』といい、この映画といいクリストファー・ノーランは何度も観たくなる映画を作る天才なんだな。

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10秒でわかる『インセプション』ストーリー

夢のなかに潜入し、アイディアを盗み取るスパイ。そんな彼の元に危険な依頼が舞い込む。一度は断るものの、ある事情から彼は優秀な仲間たちを引き連れ、挑むことになる…。

ネタバレ注意『インセプション』のあらすじまとめ

主人公コブはある特殊な仕事をしていた。それは人の夢の中に入り込み情報を盗むというもの。そんな彼の元にとある巨大企業のトップであるサイトーが仕事を依頼してきた。その内容はサイトーのライバル企業を解体させる為にライバル企業のトップの息子の夢に忍び込み、そのアイディアを植え込む(インセプションする)事。

かなり難しい仕事であるため、最初は断ったコブであったが、サイトーがコブの最大の望みである、犯罪履歴を消すことを提案するとコブは依頼を引き受けた。コブはその昔、妻殺害の容疑がかかってしまい、子供が住む国へ帰れないでいることをずっと悩んでいた。子供の元へ帰れるのなら何でもする。

コブは古くからの相棒であるアーサーとともに計画を練り、夢の中の世界を構築する「設計士」のアリアドネ、夢の中で他人に成りすますことが出来る「偽装師」のイームス、夢から簡単に覚めないような薬を調合することが出来る「調合師」のユスフを仲間にした。

そして5人とサイトーを含んだ6人は飛行機の中で作戦を結構。あらかじめ航空会社を乗っ取ったサイトー。乗客はターゲットであるロバート以外ほとんどグル。その飛行機の中でロバートとともに夢に入り、いよいよロバートへのインセプションが始まる。

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『インセプション』のおすすめポイント

野口明人
何度も何度も繰り返し見ればみるほど、この映画の構造を理解することが出来、楽しめる。一度目よりも二度目、二度目よりも三度目の方が面白く感じる映画というのも珍しいと思う。

はじめにこの映画の方式を理解するまでに30分ぐらいかかる

この映画、結構場面が入れ代わり立ち代わり、時間軸ぐちゃぐちゃで始まるので意味を理解するまで時間がかかります。まず、この映画はラストシーンから始まります。そしてすぐに回想シーンになり、その回想シーンからラストシーンまで順に追っていく感じになるんですが、場面が二転三転します。というのも現実と夢の世界の二場面というのならよくあると思うんですが、夢の中でさらにまたその夢を見る事があり、そしてさらにまた夢を見ることがあります。つまりはエレベーターのように夢の階層が存在し、その分だけシーンが切り替わるのです。

そういうシステムがこの映画の中で存在しているんですよ~っていう説明を開始30分ぐらいにコブが新人のアリアドネにしてくれます。そこでようやくこの映画を観ている視聴者は理解するのです。

なので、最初は意味がわからなくても観ていてください。このシステムを理解するとすごく面白いです。さらにドラゴンボールの精神と時の部屋のように現実の世界と夢の中の世界は時間速度のズレがあります。現実の5分が夢の1時間になる。そしてその夢の中の夢ではさらに時間がのびる。この時間のズレをうまく利用してこの映画をスリリングでありながらタイムリープもののような現実世界への収束の見事さをも生み出しています。

つまり、この映画は演出がすごく上手くいっている映画なのです。この構造を考えたやつ、天才です。

まとめ

すごく面白い。はっきり言ってすごく面白い。クリストファー・ノーラン監督の他の作品の

『メメント』を観た。この映画を一回で理解出来る人は天才だと思う。

2012.09.28

『メメント』も何度も見直したくなる映画だったけど、この映画も何度も見直したくなる作品です。まぁ、登場人物のキャラ付が若干薄い気もするけど、その分、演出が光っている。

この人、本当に映画の見せ方が面白い。理解するまではちょっと時間かかるから万人受けはしないかもしれないけど、わかりにくい内容を観終わった後にわかりやすくひも解いた状態で提示し、もう一度観たくなるように映画を作る。

そして、ラストも実にどっちとも取れるように作られているのだからやっぱり繰り返し観たくなる。

一回観てそれで満足っていう映画もあるし、何年後かにもう一度観たくなる映画もあるけれど、この人の映画は観終わった後すぐに3、4回は見直したくなる。

そういう映画を作れるクリストファー・ノーランはすごいと思う。

どうやらダークナイトが面白いみたいなので、時間作っていつかみたいと思います。

ではでは。『インセプション』でした。

あ、

『(500)日のサマー』はリアルすぎ!失恋した男子なら胸が痛くなるはず

2014.04.13

『(500)日のサマー』に出ていたジョゼフ・ゴードン=レヴィットは今回、ディカプリオの相棒のアーサー役出ているけれど、最初はジェームズ・フランコがやる予定だったみたいです。でも、今回は彼のアクションが一番すごいと思いました。いい味出てるわぁ。

それと、吹き替えの声優さんが結構僕好みの人達ばかりだったので嬉しかったです。にしおかすみこも出てるよ。

野口明人
では、最後に『インセプション』の採点…

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  • ストーリー - 90%
    90%
  • キャラクター - 65%
    65%
  • 演出 - 95%
    95%
  • 映像 - 95%
    95%
  • 音楽 - 75%
    75%

レビューまとめ

アクションとしてもSFとしてもすごく面白い。コンセプトから成功している映画だ。

84%
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レンタルを辞めてわかった事…

このサイトで紹介している映画は基本的にHuluAmazonプライムビデオなどの見放題サービスで見ています。Huluは月額税込みで1,007円。Amazonの方は年額税込み3,900円。TSUTAYAとかで借りるしかなかった僕にとっては、だーいぶお財布に優しくなりました。

まぁ、毎月1000円、年間3900円が安いかどうかは人それぞれですが、とりあえずTSUTAYAとかで借りた場合、その映画がつまらなかった場合でも借りてしまった手前全部見ないともったいない気がしますが、見放題の場合、即ヤメが出来るのが一番のメリットでした。

一本に対してお金を払っているわけではないので、つまらなかったらやめる、気になったらちょっと見てみる、面白かったら何度も後で見返せる。っていうレンタルビデオでは出来ない事が気軽に出来ます。

結果、良い映画に出会える可能性が増え、クソ映画で人生を損するということも少なくなった気がします。もし、HuluやAmazonを使ったことがなければ一度使ってみてくださいませ。きっと分かる人にはわかってもらえるはず…。

あ、Huluについては使わない時はアカウントをホールド出来るのが地味に便利です。僕も忙しい時はホールドにして月額を払わずに過ごした事もありましたので…。まずは1ヶ月ほど使ってみて、あなたの生活に合う合わないを見極めてみてはいかがでしょう。

あぁ、映画だけを観て暮らしたい…。

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ABOUTこの記事をかいた人

四国で歩き遍路中。えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!