ナイトメアー・ビフォア・クリスマス_ヘンリー・セリック
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス - 映画情報
  • 公開:1993/10/29
  • 監督:ヘンリー・セリック
  • 出演者:ダニー・エルフマン, クリス・サランドン, キャサリン・オハラ
  • 製作国:アメリカ合衆国
  • 上映時間:1時間16分
MOVIE REVIEWS

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスというアニメーション映画をご存知でしょうか?まぁ、ディズニー映画なので知名度は高いと思いますが、1993年のヘンリー・セリック監督の作品です。

原作は『バットマン』や『チャーリーとチョコレート工場』の監督で有名なティム・バートンです。映画監督として有名なティム・バートンですが、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』が初めての絵本出版だそうです。

映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は全編にわたり、1コマずつ物体を動かして写真を撮ってそれを繋ぎ合わせるストップモーション・アニメーションが採用されています。その労力は想像を絶するものだったでしょう。

さて、その労力から生まれた作品は実際どうだったのか。映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のレビューをしていくとしましょう。

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映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』について

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
4.5

公開日:1993年10月29日
ジャンル:アニメーション映画, ファミリー映画, ファンタジー映画
監督:ヘンリー・セリック
出演:ダニー・エルフマン, クリス・サランドン, キャサリン・オハラ

Amazonでかなり高評価だったのでナイトメアー・ビフォア・クリスマスという映画を観てみました。僕の苦手なミュージカル物。ディズニーのアニメとしては、『トイ・ストーリー』以来、久しぶり。

『トイ・ストーリー』がかなり面白かったので、少々期待をして観てみました。

率直な意見としては、この映画は吹き替えで観たほうが面白いという事。

僕は初め、この映画を字幕で観ました。ただ、その良さが全くわからず、Amazonの評価がちんぷんかんぷんでした。あえて言えばストップモーション・アニメーションなのか。すげえな。ぐらいな感想。

ストーリーも手の込んだものではないし、演出も凝ったものではなくストレート。ミュージカルが苦手な僕としては音楽もあまり楽しめない。

ただのストップモーション・アニメーション技術の見せびらかし映画だなぁと。

しかし、最近『レザボア・ドッグス』の字幕で面白くないと感じた後に吹き替えを観たら評価が変わった事例があったので、この映画も吹き替えで観てみました。

すると。

これは素晴らしい。ミュージカル映画ってやっぱり意味がわかってなおかつ音楽に載せるからイイのだと思い知らされました。字幕だと英語がわからないから、字幕から意味を読み取って音楽と意味が分離していたんですね。

それが吹き替えだと、音楽と意味が合致して頭の中に入ってきてすっと入ってくる。しかも、結構な豪華声優陣。笑ゥせぇるすまんがいたり、上杉達也がいたり、ミュータント・タートルズのクランゲがいたり。

しかも、ミュージカルなのに全く違和感がない吹き替え。素晴らしい技術。

日本の声優ってやっぱりすごいよ。同じ作品なのにこんなにイメージが変わるなんて。まぁ、それは僕が日本人だからなのかもしれないけれど。

そーいえば、「トイ・ストーリー」もなんだかんだで字幕観た後に吹き替えでみて、その吹き替えの記憶の方が強く頭に残っているものな。バズ・ライトイヤーは所ジョージだもん。

映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 – あらすじ

あ、ストーリーは手の込んだものではないって言ったけど、大まかなあらすじを言うと、ハロウィンだけを生きがいに生きているハロウィン・タウンの住人、パンプキンの王様ジャックは毎回毎回同じことをやっていることにうんざりしていた。途方にくれながら夜な夜な森を歩き続け、気が付くと朝になっていて、そこで不思議な扉を見つける。

それはクリスマス・タウンへ繋がるどこでもドアだった。クリスマス・タウンのきらびやかな雰囲気に魅了されたジャックは、ハロウィン・タウンの人々にこの事を話し、自分たちでクリスマスを演出しようと決める。

まぁ、今までハロウィンを演出する事しかしらないハロウィン・タウンの住人は人々を驚かせることしか理解できなく、クリスマスを勘違いして演出してしまう。間違いだらけのクリスマスは世の中の人々をパニックにさせ、みんなを喜ばせようと頑張っていた何の悪気もないジャックサンタクロースだったが、警察に撃ち落されてしまう。

そして、自分の間違いに気が付いたジャックは、今年は休んでもらおうと誘拐していたサンタクロースに謝る。

…的なストーリー。つまり、ハロウィンしかしらない人がクリスマスをやったらどうなるか?っていう勘違いを楽しむストーリー。特にひねったものでもないし、その雰囲気を楽しめるかどうかだな。

もちろん、ハロウィンというブラックな雰囲気にクリスマスというホワイトな雰囲気を合体させた異色な雰囲気はファンがいるのも納得出来るんだが、もしディズニーというブランドがなく、普通の単体映画として上映されていたらここまで評価が高いかどうかわからない作りだと思う。

うん。

映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 – まとめ

ま、僕があまりディズニーに傾倒していないストーリーや演出重視の映画ファンってだけなんだけれどね。なので、「トイ・ストーリー」と比べるとだいぶ評価は下がるかなぁ。字幕版に限って言えばね。

なので、ディズニー大好きならもちろん観ているでしょうが、ディズニーの雰囲気とかそんな興味ないし、普通に面白い映画が観たいのであれば、この映画はあまりおすすめはしません。それでもあえて観てみたいと思うのであれば、ぜひ吹き替えの方をおすすめします。

はい。

ちょっと辛口でしたが、そんな感じです。

ではでは。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でした

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス - 感想・評価

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
4.5

公開日:1993年10月29日
ジャンル:アニメーション映画, ファミリー映画, ファンタジー映画
監督:ヘンリー・セリック
出演:ダニー・エルフマン, クリス・サランドン, キャサリン・オハラ

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
  • ストーリー - 20%
    20%
  • キャラクター - 55%
    55%
  • 演出 - 40%
    40%
  • 映像 - 90%
    90%
  • 音楽 - 75%
    75%
56%

映画レビューまとめ

僕にはあまり合わなかったかなぁ。ストップモーション・アニメーションは確かに目を見張るものがあったけど、ストーリー、演出が残念。それでも見るなら吹き替え版を。英語を聴き取れる人だけ字幕版。

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