『うつせみ』を観た。え?主人公のセリフは?セリフはどこ消えた…。

ベルリン国際映画祭で監督賞をとったことのあるキム・ギドク監督のうつせみを観た。

韓国の映画を久しぶりに観たんだけれども、こういう不思議な映画もあるんですな。話としてはありがちなラブストーリー。留守の家に忍び込んで生活をするという事を転々としている主人公。ある日忍び込んだ家には、まだ人がいてその人が女の人だった。それで恋に落ちるっていう感じなんだけども。この映画が面白いのはそこではない。

なんと、映画の中で主人公が全くしゃべらないのである。

詳しい設定を知らないから正しいかはわからないけれど、恐らく口がきけないというわけではないと思う。普通にしゃべることが出来るはずなのだけれど、この映画のどのシーンにも主人公がしゃべっているシーンがないのである。

最初のほうは、家に忍び込むということで緊張感を出す為に言葉を発していないのだと思っていた。それが開始から30分続いた。そこら辺から、あれ?この主人公しゃべってなくね?って思い始めて、1時間。あれ?マジで?なんか最後にしゃべらない理由とか語ってくれるのかな?って思ったら、そんなことは起きずに映画終了。

えーーーーー!!!!(゚Д゚)

マジですよ。しゃべらない理由なんて明かさず、ただしゃべらないんです。それだけなんです。ほとんど笑わないし、何考えているのかわからない行動ばかりする。でも、何かが伝わってくる気がする。そんな気がする。

一方、ヒロインのほうはどうか。

ヒロインの方の人はしゃべるんです。二言だけ。「サランヘヨ」「ご飯お召し上がりになって」の二言だけ。たった二言だけですが、この二言がこの映画のかなり重要なスパイスになっている。…はず。

この映画はなんとなく不思議で、途中から人間離れした忍者的能力を身に着ける…なんていうリアルなのかファンタジーなのかよくわからなくなりそうな設定もあります。その時点でもうめちゃくちゃな感じがしちゃいそうなんですが、それでもよくまとまっているから楽しく観れちゃうのが不思議です。

主役級の人がほとんどしゃべらなくて、忍者で、恋愛映画なんですよ?何このカオスな設定(笑)

それでも。

観る価値あります。最後の10分。うわーーーーー。ってなります。こんな恋愛、実際自分の周りに起きたら怖っ!っていう感覚に陥ります。

まぁ、今までにあまり観たことがない感じの映画だったので、とりあえず面白いと思います。気が向いたら観てみてくださいませ。

なんか伝えたかったことがうまく言えなかった気がしますが、今日はこんな感じで。

ではでは。

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えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!